2021年もあと少し、もう2年間も会合を停止していた居酒屋研究会も始動することにした。忘年会らしいものも初めてで、今回の会場は神楽坂にある居酒屋『てしごとや霽月(せいげつ)』でやる事にした。
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この店は10年以上前から使っているお店だが、十年の間に変わったことと言えば禁煙になったことくらい。因みに『霽月』は雨上がりの月のこと、広島の酒『雨後の月』と同じ意味である。
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時間通り開始、今回はレベルの高いつまみと日本酒の飲み放題コースである。まずは生ビールで乾杯、お通しは酒肴3品(出汁巻、茄子の煮浸し、鴨ロース)、外は寒いが、まだ部屋の中では冷たいビールが美味いのである。
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鯛の潮汁が運ばれて、日本酒に移行、いよいよ本番である。お酒の種類はメニュー4ページにも渡るため、ルールとして2合徳利で2種類ずつ注文する。まずは目玉とも言えるNo6(秋田県、新政酒造)、田酒(青森県)をお願いする。6人の猪口に1杯ずつ行き渡る量なので都合もいい。味は全く異なるが、口開けとしては最高の味を楽しむ。
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刺身はマグロの赤身、ブリ、シラウオ。特にブリは脂が乗っていて美味い。酒は上喜元、桜花(いずれも山形県)、こちらは華やかな味がする。さらに〆張鶴(新潟県)、やはり魚にはこの酒がよく似合う。
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ノドグロ一夜干し、小振りではあるが、身に味が凝縮されていて、ややひね香のする百年(鳥取県)との相性は良かった。
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マフグの唐揚げだが、マフグはトラフグほど身は大きくない。しかし旨さは決して劣ることはない。酒は水芭蕉(群馬県)、庭のうぐいす(福岡県)と続く。
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酒肴の最後は山形牛の炙り、魚が続いたあと、牛肉というのは新鮮、加えてかなりいい肉で印象的であった。酒はしっかりとした瀉樂(福島県)、黒龍(石川県)で受ける。ここでラストオーダーとなり、瀧自慢(三重県)、七田(佐賀県)、屋守(東京都)を1合ずつ。それにしても14種類まで飲むことができた。
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締めは稲庭うどん、最後は小豆と白玉の甘味までついて大好評の内にお開き。ただ、皆久しぶりの飲み会のためか、ペースも掴めず、かなり酔ったとの声が多かったが。ご馳走さまでした。来年もできますように。
てしこどや霽月
新宿区神楽坂6ー77 2階
05055946341
新宿区神楽坂6ー77 2階
05055946341