第58回元祖駅弁と全国うまいもの大会が1月7日にスタートした。私は常に最初の土曜日朝一番でお邪魔する事にしている。京王百貨店に到着したのは0930、開店30分前。いつもの入口前に行くと列がなく案内係の女性が2人手持ち無沙汰で立っていた。並んでいたのが僅か2人、私も最前列になった。
しかし、次に来たおじさんが『正面にまわれば事前開門で先に入れると聞いたんだが』と女性に聞く。彼女はインカムで聞くと『もう一杯かもしれない。もし並んでも事前には入れない可能性がある。』との返事、やむなくこのまま並ぶ。
10時を迎える頃には100人ほどが列を作る。時報と共にオープン、行き方は①階段、②エスカレーター、但し先導社員がいて早くは上がれない、③エレベーターと教えられる。私は以前行ったことのある③を選択。するとエスカレーターを選ぶ客は4人しかおらず、7階に10時3分位には到着。しかし、今年の狙いである輸送駅弁の列は階下につながり、今度は階段を降りる。すると2フロア降りた5階で列最後尾を発見、並ぶ。
比較的列は早く流れて7階に到着したのが10時8分、さらに少し並び10時10分には輸送駅弁の売り場に入ることができた。ただ、この売り場が混んでいる。一つは普段より売り場、さらにレジが狭いこともあり、身動きが取れないほど。
北から順に並んでいるが、数が半端なく、山と積まれた弁当と少ない弁当のギャップも大きいため、お目当ての駅弁を探すのも時間がかかる。
値段の話は先日の予習編で書いたが、サイズダウンした駅弁が増えているように感じる。10分掛けて選んだのが、①かにづくし弁当(山陰本線鳥取駅/1550円)、②JRコンテナ弁当(山陽本線西明石駅/1600円)、③復刻米澤牛牛肉辨當(奥羽本線米沢駅/1500円)である。
今回は蟹の弁当(寿司ではない)、肉の弁当を選ぶことは決めていた。もう一つは悩んだのだが、②のJR貨物の12トンコンテナそっくりのビジュアルに負け、中身をあまり気にすることなく購入を決めた。
大きさは『たて85mm×よこ130mm×高さ85mm』(外径)で本物が『たて2275mm×よこ3647mm×高さ2275mm』(内径)とほぼ同じであり、よくできている。ともかくこの3つを持ってレジに行くが、ここも押し合いへし合い、大変である。
輸送駅弁の売り場を出て実演販売の方に行くがこちらは昨年と同様にあまり混雑していない。コロナ以前はどの弁当の列かがわかりにくいため立札を持つ社員がたくさんいたのだが、あまりいない。
『牛肉どまんなか』『焼き鯖寿司』『かにめし』あたりはほぼ待ち時間なし。混んでいたのは群馬県横川駅の『峠の釜めし』くらいである。
例年通り、食事のスペースも車両に見立てた席が作られ、前には京王電鉄のビデオが流れていたが、いつも流れているダークダックスの『鉄道唱歌』がなくなっていたのはやや寂しい気がした。(以下、次回)