東京メトロ半蔵門線住吉駅を歩いて猿江恩賜公園近くを歩いていた時に偶然『生駒軒』を発見した。一昨年に茅場町で生駒軒を発見した際に人形町近辺に2軒(うち1軒はトンカツ屋)あったことを思い出し、調べてみたら大正6年に児玉彦治さんが児玉製麺所を作り、そこの麺を使った生駒軒というラーメン屋が東京に100軒近くあった。
しかし、製麺所が廃業、店主の代替わりの際に後継がいないなど店舗数は30軒程度になったことを知った。その後、三ノ輪橋で生駒軒を発見したのだが、私にとっては5軒目の生駒軒である。
入口に『開化楼特注品を使用』と麺には拘った店のようである。入口を入ると1階はカウンターと厨房、席はボックスが1つのみ。2階に案内されるが中二階のような場所、ただ、ここは広々としていて漫画の本やら民芸品やら色んなものが整理されて飾られている。
メニューには麺やご飯系、定食などもあるが、一品料理も揃っている。古式ゆかしき町中華で注文はオーソドクスに『半ちゃんラーメン』(850円)をお願いする。
一階に設置された大きなTVは2階からもよく見える。ワイドショーを見ているうちに注文品が到着。
まずはラーメンから、オーソドクスな醤油ラーメン、麺とスープ以外にはチャーシュー1枚、ワカメ、メンマ多数、ネギが入っている。
比較的澄んだスープは優しい味、縮れ麺は量もしっかりとあり、お腹に溜まる。チャーシューも手作りの煮豚、中々美味い。
チャーハンももちろん作り立て、ネギと卵、チャーシューのみの地味な色ながらいい味。パラパラというよりしっとり系である。私はコショウを振ってから頂くことにしている。特にチャーハンを食べながらラーメンスープを飲むのがいい。
本来ならば餃子も食べたいところだが、歩くのが辛くなるのでここでご馳走さま。勘定を払うと店員さんに大きな声でありがとうございましたと言われたのが気持ちいい。もう1人厨房にいたのは親父さんなのかも、男3人の店でした。
生駒軒
江東区住吉2ー25ー11
0336331784