hokutoのきまぐれ散歩

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9月の声を聞くと心配になる私〜阪神ファンの戯言

2023-09-01 05:00:00 | 阪神タイガース
27日の対巨人戦は惜しいところで巨人に競り負け、伊藤将投手には白星が付かなかった。毎年阪神タイガースは夏の全国高校野球のため甲子園球場を明け渡し、暑い時期にロードに出る。移動が寝台車だった時代には『死のロード』などと呼ばれた時代もあった。しかし、現代はドーム球場も増え、移動時間も短縮、さらに2カードは大阪ドームと条件は必ずしも悪くはない。

ここ数年の『死のロード』の成績を見ると2022年は12勝14敗(勝率.461)、2019年は11勝10敗1分(同.523)、2018年は12勝12敗(同.500)だから今年の18勝5敗(同.782)がいかに優れているかがわかる。1985年以降で最も勝率が良かったのは1992年の10勝6敗(同.625)なのである。



なぜ強いのか、岡田監督は①先発投手が試合を作れない試合が少ない(8月は先発投手が5回保たなかったのが2試合)、②無得点で負けた試合が少ない(8月は2試合)、③特に弱い相手がいない(全球団に勝越し、最も負けている広島であっても10勝7敗、勝率.588)、④救援投手、クローザーの不調が少ないなどの点を挙げている。

ただ、気になるデータもある。8月16日に阪神にマジック29が点灯してからの2位広島の成績である。阪神は6勝3敗で着実にマジックを減らしてはいるが、1日に2減ったことがない。広島の同じ時期の成績が6勝2敗1分、ほぼ阪神と同じなのである。

長く阪神ファンを続けてているとどうしても気になってしまうのが前回同じ岡田監督で優勝をあと一歩で逃した2008年。9月の阪神成績は11勝11敗と勝率は.500とこの時期としてはまずまず、しかし、追いかけてきた巨人が17勝6敗、特に直接対決は阪神が0勝4敗と大きく負け越し、V逸となってしまった。

元々、阪神は9月に成績が落ちる傾向にあるのも事実である。昨年は8勝12敗、21年は10勝9敗、20年は13勝12敗とせいぜい五分の成績が多い。

さらに今後の日程も来週までは週5回(木曜日が休み)だが、9月12日からが7連戦、20日からが8連戦、特に最後は甲子園→神宮→名古屋→甲子園と旅行日なしの移動が待っている。とにかく、早めに勝負がつくように勝利を積み重ねるのが肝要である。

気になる過去データばかりを列挙したが、ポイントとなるのが8日からの甲子園での2位広島戦、これを勝越すことが大切。さらに15、16日の広島での広島戦を悪くとも1勝1敗になどと勝手に考えている。まあ、あまり気にすることなく『アレ』に向かって行って貰いたい。
(補追)という駄文を書いたのは28日、29日の対横浜戦でまさかの逆転負け、しかも広島は巨人戦で粘り、まさかの逆転勝ち、マジックは一旦消えてしまった。もちろん、これを気にすることはないのだが、どのチームも優勝から遠ざかっていれば、9月の時点での『焦り』や『あがる気持ち』はやむを得ない。今から思うと29日の阪神8回裏が1点であれば岩崎投手は救援の失敗がなかったのかも、などと考えてしまう。これに阪神球団独特の負の記憶、これに打ち勝って是非とも『アレ』に向かって欲しいものである。(8月30日)