『東京の坂、日本の坂』その187。代官山付近の坂巡り②、『天狗坂』を何とか探し当て坂下を左に歩く。通行量は少ないが広い道を歩く。鉢山中学校の前を通りしばらくまっすぐ歩く。
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次の信号を左へ。坂ではないが『猿楽古代住居跡公園』に立ち寄る。
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高級住宅地の中にポツンとある公園は弥生時代後期の住宅跡で1977年の発掘調査で壺や甕、高杯などの破片が出土、渋谷区は古代住居の復元を行った。
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しかし、その後焼失したため、現在は住居跡をコンクリートで固め、土器や地形の模型などをガラス張りの小屋に展示している。
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ただ、周辺の小学生がゴム球の野球に興じているのみでわざわざみに来ているのは私だけであった。
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再び元の道に戻り、左に曲がる。この通り沿いは庶民的な家も多く、あまりお屋敷街とは言えない。
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都立一商前の信号が出てくるが、これを右に曲がる。少し歩くと下り坂となるが、これが『亀山坂』。始めは緩やかな坂道だが、途中から勾配がきつくなる。
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古くからこの名前で呼ばれているが、対象となる人物はおらず、亀の背のような坂あたりが起源ではないがとも考えられている。
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亀山坂を降りると鉢山交番、ここから上り坂となるが、この坂道が『南平坂』。坂道の名前は地名の南平台町に由来する。南平台町の名前は1911年に渋谷町ができたときに遡る。小字の『平代』をもとに『渋谷町大字中渋谷字南平台』としたことに由来する。蛇足であるが、南平台町といえば三木元首相の私邸があったことで有名だった。
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氏が亡くなった後は三木武夫記念館として公開されていたものの、2012年に閉館している。
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この辺りはお屋敷と高級マンションが立ち並んでいる地区で人通りも少ない。渋谷から車なら5分もかからない場所とは到底思えない静けさである。
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坂を上った次の道を右に曲がる。緩い下り坂だが、この道が左右にぐねぐねと曲がっている。セルリアンタワーの先から少し勾配がきつくなるが、この坂が『間坂(あいださか)』。同じ渋谷でもパルコの横にあるのは『間坂(まさか)』と同じ字だから読み方が違う。
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間坂(あいださか)の方は坂学会の資料によると『1928年の町名地番変更の際に大和田町と桜丘町の境となったことから、両町の間にある坂道ということで名付けられた。』とある。
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坂を下ると青山通り(国道246号)に出る。ここから歩道橋を渡れば渋谷駅である。