『神社』というと厳かな、また静かな雰囲気を想像しがちだが、なかなかユニークな神社もある。JR信濃町駅の駅ビル・アトレの2階にあるのが、『つば九郎神社』である。
駅ビル入り口に看板が出ているためすぐに分かるのだが、ご存知ヤクルトスワローズの人気キャラクター『つば九郎』を祀った神社である。
エレベーターで2階に上がるとヤクルトスワローズの夏のユニホームが壁にずらりも貼ってあり、イベントスペースとなっている。イベントがない時はベンチも置かれて冷暖房もあり、都会のオアシス(場所柄、外回りのサラリーマンや学生)となっている。
右手に歩いていくと小さな祠が設えてあり、御神体はつば九郎人形。もちろん前には鳥居もある。何を祈るかといえばヤクルトスワローズの必勝祈願、神宮球場に応援に行く前にここに立ち寄り柏手を打つのが真のヤクルトファンなのかも。筆者は阪神ファンなので甲子園にある甲子園素戔嗚神社ですが。(甲子園近くにあり、参拝したことがある)
今年の優勝は難しいかもしれないが、来年の飛躍をお祈りするのもいいのではないか。5月にオープン、シーズン中はいつでも参拝可能とか。ちゃんと絵馬(紙製)もある。
もう一つが『丸の内ラグビー神社』、4年前のラグビーワールドカップの際にも設えられたのだが、東京駅前丸ビル正面横にある。
提灯には『楕縁(だえん)』と書かれていて、祠の下にはラグビーボールに一文字ずつアルファベットで『ONETERM』と書いたものが並べてある。
こちらも鳥居が置かれ、神社鈴も賽銭箱、参拝の仕方を書いたボードも置いてある。
横には絵馬台があってラグビーボールを模した絵馬が吊るされている。
どんなことが書いてあるのかと試しにみると、左上から稲垣・広瀬(元代表キャプテン)・姫野(現、キャプテン)。2段目はリーチ・坂手・流の書いた絵馬であった。
初戦をチリに大勝した日本、イングランド戦の勝利を思わず祈ってしまった。
さらに仲通りを日比谷方面に歩くとラグビーカフェ、入口にリーチマイケルの看板がある。丸の内は三菱地所によりラグビー一色に染められている。