『鉄道シリーズ』その218。2014年12月以来9年ぶりに地下鉄博物館に行った。地下鉄東西線葛西駅の高架下にある博物館は同種の私鉄の博物館に比べてかなり広い。
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まずは自動券売機で入場料金220円を支払い自動改札機が並ぶ改札口を摸した入口から中に入るとまず目に飛び込んでくるのが東京メトロ丸の内線301号車(1953年製)。
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隣には産業文化財に指定されている銀座線1001号(1927年製、東京地下鉄道)。懐かしい色の車両が並んでいる。
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さらに奥に展示されているのが、各路線が開通したときに発売された記念切符。東西線全通(1969年12月)、千代田線開通(1971年)、有楽町線開通(1974年10月)、半蔵門線開通(1978年8月)などは買いに行ったもの。ただ、今はどこにあるのかは分からない。
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特に有楽町線は当時住んでいた家から近くに駅ができたため、鮮明に覚えている。
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もう一両カットボディで展示されているのが東京高速鉄道100系、これは東京高速鉄道は1938年に銀座線渋谷〜新橋を開通、運営していた旧小田急系の会社で最初に走っていた車両。東京高速鉄道は東京地下鉄道(新橋〜浅草)とは1941年7月に国の方針に従い合併した。
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今回、地下鉄博物館にお邪魔したのは企画展『懐かしの営団地下鉄Sマーク展』が開催されていたからである。営団地下鉄(当時)は1960年に地下鉄の英語読み。つまり『SUBWAY』の頭文字であるSを元にこのデザインを制定した。その後、2004年に東京地下鉄設立までの間のお馴染みのマークであった。
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今回の目玉は上野にある本社ビルの上層階に飾られていたマークでその大きさには驚いた。
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他にも色々な駅の入口を示すマークの写真が多く飾られていて当時の風景とともに楽しむことができる。
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また、私鉄の駅構内での全面禁煙となったのは健康増進法が施行された2003年だが、営団地下鉄は1988年、都営地下鉄も1991年に火災防止の観点から全面禁煙となっている。それ以前は駅構内に灰皿やたんつぼなどが設置されていた。今回はSマークの付いたこうした物も展示されていた。
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最後に入口に展示されていたのが、地下鉄構内でちょくちょく見かけるマーキュリー像。
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その由来を私は知らなかった。説明によると『この像は1936年に開催されたベルリンオリンピックの100m走者のスタート場面をモチーフに笠置季夫氏により1952年に作られた案内標識』とのこと、長きにわたり何を意味しているのか分からなかったが、ようやく疑問が氷解された。
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