長崎由来と言えば『チャンポン』『皿うどん』となるが、今日は『皿うどん』の話。有名チェーン店リンガーハットでは皿うどんと注文すると細い麺をパリパリに油で揚げた麺を皿の上に乗せ、その上にトロッとした餡をかけたものが『細麺』。一方、チャンポン麺を油で炒め、餡と混ぜ合わせた『太麺』の2種類が今でこそあるが、東京の店には以前は細麺しかなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/89/97fce59222b3e6f5326da7384f414137.jpg?1695306300)
ところが、長崎県、特に大村市や佐世保市などでは太麺の方がメジャーで皿うどんと言うと太麺のことを言う。揚げた細麺を食べたい時はわざわざ『細麺』または『揚げ麺』と頼まなくてはならないのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a6/b56ad465d597d197ce16cc2d944b8bf0.jpg?1695306427)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/3f/9ae2ec7eadbff8c9c90dcad25df9a6f5.jpg?1695306427)
また、味変としてウスターソースを投入するのが一般的。長崎ではチョーコー醤油というメーカーが作る金蝶ソースがベストと呼ばれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/60/699d2656ca2043422289cfc1dab3bb66.jpg?1695306454)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/61/4ec5ed70646fa08d6c5e5dbd93064a29.jpg?1695306454)
今日お邪魔した『獅子林』は神戸発祥の中華料理店、東京は初進出である。ランチメニューはチャンポンと皿うどんがメイン。ふとよく見ると皿うどんのデフォルトは『太麺』、いわゆる細麺は『パリパリ皿うどん』となっている。長崎と一緒である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/6a/5411e7bf8c96aad4d75ec72cd4c993b7.jpg?1695306471)
注文をすると5分程度で到着。太麺を炒めてその上に餡がかかっている。具はイカ、エビ、アサリといった海鮮、かまぼこ、野菜はキャベツ、もやし、玉ねぎ、ニンジンなどである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/4b/f39e36243335f8cbb8152baa22f9da09.jpg?1695306553)
シャキシャキのもやしとキャベツが美味い。餡の味付けはリンガーハットほど甘くなく、さっぱり。食べ進むとまずはソースを投入して味変、これが王道の旨さ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/b3/73d60679315eb24967a029457b8a47fe.jpg?1695306636)
さらに酢を掛けるとマイルドに、ラー油を掛けるとピリ辛にと色々楽しめる。さすがに神戸のNo.1町中華と言われるだけのことはある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/77/b9060f9eb4b57d0e3213a5dc8d639e6c.jpg?1695306661)
1回目はチャンポン、2回目は皿うどんと頂いたが、メニューにあるミニルーロー飯も気になった。次回は試してみたい。ご馳走さまでした。
獅子林
中央区日本橋人形町1ー19ー5エムズクロス人形町3階
0356140601