hokutoのきまぐれ散歩

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本日は『敬老の日』『老人の日』のどちらか知ってますか?

2023-09-18 05:00:00 | 日記
9月18日は祝日なのだが、これは『敬老の日』なのか、『老人の日』なのか、いずれなのだろうか。祝日法によると『多年にわたり社会に尽してきた老人を敬愛し、長寿を祝う』とし、9月第3月曜日と規定され、今年は9月18日である。

しかし、実際はもう少し複雑なのである。元々は1963年の老人福祉法により9月15日は『老人の日』と制定された。1966年に祝日法が改正され、『敬老の日』は国民の休日となった。しかし、2001年に働き方改革の一環として祝日法(ハッピーマンデー制度)が改正されて、敬老の日は『9月の第3月曜日』に変わった。これは他の祝日(成人の日、海の日)などと同様である。

しかし、日付の変更にわたり、全老連などが反対、2001年に老人福祉法を改正して『老人の日』を9月15日、9月15日から1週間を『老人週間』とするという曖昧な決着を見ることになった。

つまり、9月第3月曜日の祝日は『敬老の日』、9月15日は記念日として『老人の日』となって併存しているのである。

もう一つ気になったのは私は今年65歳となったのだが、老人に含まれるかどうかである。例えば成人の日は元々『満20歳になった』時を成人と定め、その後2022年4月1日からは『成人対象者が満18歳』になったと定義を変えている。しかし、『敬老の日』『老人の日』の対象者の年齢は明確に決まっていない。

例えば高齢者等の雇用の安定等の法律では高齢者は55歳以上とし、55歳以上の継続雇用をした企業には高齢者雇用安定助成金が申請できる。この法律は改正され、65歳までの継続雇用、さらに70歳までの定年制の引き上げを企業に求めている。

高齢者の居住安定確保の法律では高齢者は60歳以上、つまりサ高住や有料老人ホームへの居住は60歳を区切りにしている。
健康保険の世界は65歳からが前期高齢者、75歳からが後期高齢者と規定している。
年金はというと老齢厚生年金は一般的には65歳から支給(ただし、60歳から繰上、減額した年金をもらう繰上げ受給は認められている)される。
つまり、いつから老人(高齢者)というかは基準が色々あっていつからかという明確な基準はないのである。
日本という国は色々な部分があいまい、また、色々な制度導入時に基準を決めるが、基準同士はどうでもいい。それを具現したような『老人』の定義であった。