等々力不動尊をお参りした後、向かい側にある『御岳山古墳』に向かう。目黒通りを渡るとすぐ右側にある。
ただ、前までは行くことができるが、中には門が合って入ることはできない。標高31mの台地にある帆立貝型古墳とのことだが、雑木が茂っていて格好もよくわからない。
高さは7m、後円部の直径が40m、全長が54mで5世紀から6世紀のものらしい。
(七鈴鏡)
この古墳からは内行花文を模様とする七鈴鏡などの副葬品が見つかっていて都史跡に指定されている。
向かい側の等々力不動尊の駐車場から見ると古墳の全景がかろうじて確認することができる。
また、入口近くにも多数の石仏や墓石などが残されていて古墳であることは実感できる。ただ、たまに見学会でもやってくれなければ単なる雑木林である。
次は等々力坂を少し降りて反対側に渡る。目印は世田谷野毛郵便局、7、8分歩いて到着した。『天神山古墳』は郵便局のお隣りの駐車場の一角のみが残されていてその上には祠がある。
錆びた門を開けて細い階段を数段登ると祠のみ、古墳の形跡はこれのみ。標識も何もないのが寂しい。(以下、次回)