hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

尾張屋支店〜浅草ランチグルメ

2023-12-30 05:00:00 | グルメ
いつも年末になると浅草に行く。これは初詣の混雑ぶりを知っていてとても年が明けてからでは行けないこともあるが、翌年の干支の手拭いを『ふじ屋』に買いに行くことにしているからである。

この手拭いを買ってきて額に入れて新年を迎えるのだが、始めたのが前々回の申年だからもう21年目になる。

もちろん、せっかく浅草に行くのだから浅草寺にお参りして、美味いものを食べるのである。今年は尾張屋支店にお邪魔した。場所は雷門の並び、いつ行っても混んでいる。



それでも11時50分にのれんをくぐるとまだ1階に席があった。6人席のため、相席をお願いするかもと言われ、快諾。しかし、すぐに2人席が空き、そちらに移ってもらえないかと言われ、喜んで席を変わる。



メニューは盛りだくさん、季節の小柱入りあられそばなどもあるが、私は必ず大きなエビ天の入った丼または蕎麦を頼む。大変寒い日だったので『天南蕎麦』(1300円)をお願いする。天南そばはエビ天と繊維に並行に切った白ネギが入っている(南蛮はこの場合はネギのことである)。



周りを見るとお年寄り夫婦が一番多く、次に外国人、女性1人と続く。私のお隣のおばさんは天せいろと日本酒でちびちび楽しんでいる。

5、6分で天南そばが到着。見事なまっすぐなエビ天が半分ツユに浸かり、ネギがたっぷり。ネギは少し煮てあり、しんなりとしている。振りネギと七味を匙に2杯、熱々のツユに気をつけながら蕎麦を一箸。二八蕎麦のツルツルする食感を喉越しで楽しむ。



エビ天は先の方が熱々のツユに浸かり、やはり熱い。先から齧るがごま油の良い香りがして至福の時。ネギ、麺も合わせて口に入れる。少し経ち、ようやくツユが飲めるようにはなるが、七味が多かったのか、少し辛い。鰻屋の山椒と蕎麦屋の七味はよく効く、というのは間違いがない。



脂が程よくツユに溶け出して旨みをます。食べているうちにあの寒かった外のことは忘れて、ほかほかになるのがわかる。それにしてもこの店に来るお客さんの大多数はあっという間に席を立つ。ひっきりなしにお客さんはやってくるが、すぐ席を開けるのがこの店では当たり前のことのようである。ご馳走さまでした。良い年が越せるような気がする。



尾張屋支店
台東区浅草1ー1ー3
0338418780