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べったら市のシーズン到来。10月19日〜20日に小伝馬町駅の近くにある寳田恵比寿神社の恵比寿講のために立つ市で、慶長年間から続く由緒正しい行事である。普段は無人で境内もない小さな神社であるが、この日と七福神を回る人の多いお正月だけは脚光を浴びる。
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元は商家が恵比寿講を行なうのに必要な道具や供え物を売る市が始まり。べったら漬けは大根を甘酒の麹に漬けた浅漬けで皮なしと皮ありがあるが、いずれも甘く淡白な味が好まれ、沢庵と異なり厚く切って食べる。老舗の店では酒のあてに出す店が多く、駒形どぜうにもある。べったら市ではその名がついたほどの人気があるが、実は意外に値段は高い。
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我が事務所から7、8分歩いたところにある寳田恵比寿神社から椙森神社にかけて400もの露店が並び、名物のべったら漬けを中心にありとあらゆる食べ物(たこ焼き、お好み焼き、カバブ、綿あめ、焼き鳥、鮎の塩焼き、焼きそば、手羽先餃子などきりがない)さらに瀬戸物、手ぬぐいからはては金魚すくいとひしめき合っている。平日の昼間というのに近所のOLが屋台で焼きそばを頬張り、商店主が焼き鳥と日本酒で盛り上がっている。
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椙森神社近くには人形町の芳人会の人たちが出しているべったらの屋台や地元の名店の露店などが、人気を博している。今半の筋の煮込みや小春軒の洋食、その中で一番並んでいるのは魚久の魚の粕漬け。長い列が出来て切り落とし(700円)、4人家族(800円)などが人気。もちろん、小生も切り落としをゲット。
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少し暑いくらいの日差しの中、心地よい秋の午後を楽しむことができた。
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