

夕張岳に登れそうもないので、僕でも知っている映画「幸せの黄色いハンカチ」の舞台となった長屋を見に行ってきました。
今も高倉健こと島勇作の帰りを待っているのか黄色いハンカチが沢山下がっておりました

高倉健、倍賞千恵子は勿論 武田鉄也、桃井かおりの演技も含めて・・
あの映画はほんとに良かったですよね~・・・最後に黄色いハンカチが一杯下がっているの見たとたん・・どどどどどー・・と涙が溢れたのを思い出しました



そして駐車場に戻ってチャンバラの本を読んでいると車が一台入ってきました。
実は昨日ここに来てから余りにも寂れた感じがするので人からこの街の様子を聞きたいと思っていたんですが地元の人に直接聞くのも気の毒と思いながら

「地元の方ですか?」と僕が声を掛けたのが写真の札幌から「夕張メロン」の買出しに来た高橋鉄男さん夫妻だったんです

その高橋さんは夕張の生まれ、お父さんは炭鉱の技師だったというので夕張のことを色々教えていただきました

高橋さん本人が子供の頃昭和30年代炭鉱最盛期の夕張市の人口は10万人以上で北海道の中でも5~6番目に大きな街だったそうです

それが現在1万3千人


高橋さんが通っていた中学校も今は閉校。当時は同学年生が450人だったと言うからその変わりようが解ります

駐車場の前の駅前商店街はずっと大きな店構えの店舗が並んでいますが開店したのは3軒だけでした

確かにそれほど平野も無く両側から山が迫っているので炭鉱が閉鎖されて次の産業が育たなかったのでしょう。
行政の舵をとる人も悪かったんでしょうここまでになったんだから・・
九州でも炭鉱の町を見ましたが矢張り似ていましたが「ゴールドラッシュ」の街のあとと言った感じで可哀想におもいました

幸い高橋さんは札幌に移って順調な人生だったようでお中元に配っていると夕張メロンの買出しは友達の家に毎年頼んでいるそうです

ブランド品である「夕張メロン」は出荷規格が厳しく色、形、網目、糖度などの規格に外れたものは加工用になってしまうそうです。
なにしろ一番どりの夕張メロンの今年の初値は二玉なんと250万円だったそうです

でも形が悪くても味は同じの夕張メロンなら安く買えると言うので「規格外品」を頼んで買ってきてもらいました


高橋さんはちゃんとした箱入りと規格外品共に多量に買っていました。
時々車で寝泊りしながら旅をするというので「是非徳島へ」とホームページが解るようにバスの前で夕張メロンを持って一緒に写しました

思わぬ出会いで腹一杯のメロンを食べることが出来た一日でした

まだ切ってないのが二つあります


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