outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

旅をする理由(2)

2009年06月08日 20時27分39秒 | 退職生活
「旅をする理由」を書くにあたっては最終に書きたい事があるので色々と考えました

それは・・・それを書かなくても「溝田教」などと言ってくれる?口が悪い?人も居たりするからなんですが・・・

それはさて置き決定的に「旅」へ駆り立てたのは「目の事故」でした。

中学一年の時、コタツの中の炭を直した後間違ってヒバシ(太目の針金で出来た箸の様なもの)の先を左の目に差し込んでしまったんです

すぐ目のお医者さんに行き、その後も色々治療しながら随分長く通いました。

視力は2・0から0.6へと落ちましたがとりあえず見えるようになったんですが・・・

当時の医学で並みの人間の場合40歳位で見えなくなるなるだろうと言われたんです

そうなると・・・片目生活とはどういうものかと考えるのは普通です。

そして・・距離感が解らなくなる事と物が平面的にしか見えなくなることに気付きました。

両目が見える間に色々なモノを見ておきたい

と考えるのも当然の対処でした。

一般の旅行は勿論、当時人がそれほど行かない山や海底、海外へと脚を伸ばす事になるんですが・・・

予想に反して?か40歳になってもまだ両目が見えていました

医学も進み左目の失明の心配もなくなりました(一昨年殆ど視力が無くなり手術を受けたけど)

でもまだ旅を続けるつもりでいるのは・・・計画を立ててしまっているからだけではないんです

これが極めて重要で今回これを書き始めた真の理由であり、人に長い旅を薦める理由でもあるんですが・・・

それはホロホロで世界を回っている時、美由紀に突然訪れました。

多分それをある人は「神が降りてきて自分に宿った」と表現するかも知れません。

僕自身がそうなるまで理解が出来なかったんですが

そうなると・・・平常に戻ると(これが情けない事に何時の間にか普通に戻ってしまう)自分でも信じられない位全ての人(爺も婆も男も女も子供も・・・)に対して同じように優しく愛しく接し困っている人には自然に手を差し伸べてしまう状態になるんです

見るものも全て耀いてそれは素晴らしいです。

今は醒めていますから「オンナ」にしか手を・・せんが

そしてその時の気分を後になって思うと「真の幸福」とはあんな状態の時でないだろうか??と思えるんです。

ただ・・・美由紀は僕が見る限り「神になった」時もありました

僕はまだ経験が出来ていませんが・・・・

悲しいかな凡人の僕らは長くて二ヶ月、短ければ10日かそこらで何か極めて人間的な出来事にぶつかり普通に戻ってしまうんですが・・・

「その気分に戻りたい」と思う心が今一番僕を旅へ駆り立てるのかも知れません。

これは10日や20日の旅でそうなれるとは思えません。

僕らは初めてそうなるまで10年近く掛かりました。

でも一度なると次はかなり短い間隔でそうなれるようです。

最初から考えていたら案外早く訪れるものかも知れません。

こんな事を書くと「頭がおかしい」と思われるかも知れませんが事実です。

そしてそれを経験すると昔の人達が修行の旅をした理由も解る気がするんです。

僕は一般の人達に「幸せ」とは「不幸でない時」とか「幸せは探して見つけなければ・・」とか本に書いてあったありきたりを言っていますが本心ではありません

「真の幸福」とはあんな状態のあんな心の時でなかろうか?と思っています。

なにしろ・・まだ美由紀がなった「神状態」を経験してないから(もっと上があるかも知れない)

一人でも多くの人に僕がなったような経験をしてもらいたいと思って「精神異常者」と思われないかと心配しつつ勇気を出して書いてみました

どう思いましたでしょうか?

凡人に戻っている僕は朝から畑仕事をし、昼から先日エンジンの調子を見てあげると約束していた竹内氏のヨットへ行き、調子を見て少し走って戻り、間もなく留守にするので野菜の収穫をしてくれるよう人に頼みながらニンニクを収穫した後へ旅から戻った頃収穫できるようサンドマメを植えようと肥料を撒いて暗くなるまで耕しました







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