草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

魂の中に日本を持っているのが本当の日本人だ!

2012年05月06日 | 思想家

 政治に物申すブログではあっても、色々なことを話題にしていると、私という人間が透けて見えてくるのではないだろうか。それだけに、根はサヨクではないかと批判されると、私も少しばかり考え込んでしまう。サヨク関係の本を読んできたことは否定できないからだ。しかし、現在の私は三島由紀夫に惹かれるのであり、それは的を射ていない。ただ、笑ってしまったのは、やっぱり私は会津人であり、幼い頃のものを引きずっているということだ。バナーへのクリックをお願いしますというのを、日によってクイックだったり、クリックだったりするのを、最近までまったく気が付かないでいた。一つには会津弁はアクセントがないので、クリックをクイックと、ついつい言ってしまうのである。もう一つは、幼い頃の私は、「り」と言えずに、「りんご」が「いんご」になってしまった。それがとんでもないヘマに結びついたのだ。文章を人の前にさらすというのは、恥をかくことだからしかたがないが、どんな人間であろうとも、生まれ育った風土や、過去の出来事を無視できないのである。私たちが日本人であるということも、それと同じではなかろうか。日本語を口にし、日本人の伝統や習慣を受け継いでいる限り、そこからは離れられないのだ。小林秀雄は「古い歴史を持った国民が、自分の魂の中に日本を持ってない筈がないのです。インテリはそれを知らない、それに気がつかない人です」(『信じることと知ること』)と書いているが、日本を愛するというのは、そのことに気付くことではないだろうか。

 
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被曝への不安で大型連休中の会津への観光客大幅ダウン!

2012年05月06日 | 観光

 今日で大型連休も終わるが、会津地方の観光客の入りこみは、福島第一原発の事故が起きる前の、一昨年の約6割から7割程度とみられており、予想通りの大幅ダウンである。今回気になるのは首都圏からの観光客が減ったことだ。その一方で、放射線管理地域から、少しでも被曝を減らそうとして会津にやってきた家族連れが目立った。飯盛山などで観察してみると、車のナンバーなどから推察して、大半が県内居住者であることがすぐに分かる。面白い現象としては、会津のメーカーの牛乳が、予想以上に売れたことだ。福島市や郡山市の人たちにとっては、自分たちの所よりは、会津地方の放射線量がまだ低いからだろう。実際に1時間あたり0・6マイクロシーベルト以上もある地域と比べると、会津地方の多くはその5分の一で、よりまし論なのだ。だからこそ、何のためらいもなく手を延ばすのだろう。これに対して、首都圏からの観光客は、鶴ヶ城などの観光名所に足を運ぶとしても、そこで何か食べたり、買い物をすることにはためらいがあるようだ。福島県全体を一括りにしているのではないか。私は風評被害という言い方に与しない。会津地方でも大変なことが起きているからだ。しかし、民主党政権は、真実を私たちに示すことなく、原発事故を少しでも小さく見せようとしている。その不信感が拭い去られない限り、会津地方に観光客が戻ってくるのは夢物語だ。

 
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