草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「バラマキ・おバカさん」とHPに書いた野田へのブーメラン!

2012年05月22日 | 政局

 ネット言論に向かって下品だとか、えげつないとか批判していたマスコミは、野田佳彦首相のホームページでの発言を、どう論評するのだろう。野党時代のこととはいえ、昨日の衆議院消費税関連特別委員会で、自民党の石原伸晃幹事長がそれを取り上げた。麻生太郎首相がリーマンショックを受けて、国際通貨基金に融資することに対して、こともあろうに「次の大統領はバラク・オバマさん。日本の首相はバラマキ・おバカさん」とまでこきおろしたのだ。それでいて、国際通貨基金に融資したのだから、野党から攻められても、まったく弁解の余地はない。一国の首相をつかまえて「バラマキ・おバカさん」と書いたのは、おちょくったつもりだろう。今度その地位に就いたならば、前代未聞の無責任ぶりである。トリックスターの場合には、最後はめでたしめでたしで終わるといわれる。道化とそれを囃したてたマスコミのせいで、民主党政権が誕生したが、国民は失望の連続である。鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相、そして野田首相の三人組は、民主党政権のいい加減さを世に知らしめた、ある意味での功労者なのである。自民党を中心にした保守派が、ようやく重い腰を上げて、戦後レジームを打破しようとしているのも、彼らのおかげと言えなくもない。石原幹事長に詰め寄られて、すぐに陳謝したのにはビックリしたが、野田首相は一言詫びればすむと思っているのだろう。まさしく道化そのものではないか。

 
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自民党は日本国民を信じて保守の政策を堂々と訴えるべきだ!

2012年05月22日 | 政局

 政治家は選挙が全てではないはずだ。気になるのは大阪維新の会をめぐる各政党の動きである。勝つためには手段を選ばないようで、民主党やみんなの党はさておいて、自民党までもが媚びているのは情けない。戦後レジームを打破するためにも、これまで私は「石原慎太郎が仲立ちとなって、自民党が大阪維新の会と手を結ぶべきだ」と主張してきた。しかし、あまりにも大阪維新の会の方向性が見えず、橋下徹の言動にも信頼性がおけない。自民党が無理して組んだとしても、振り回されるだけなのが目に見えている。議会制民主主義では、多数決で全てが決まる。私たちが行使する一票などはたかが知れている。ただ、それはあくまでも西洋流の民主主義だ。これに対して、東洋には孟子の政治思想というものがある。葦津珍彦は「一票を投ずる民主的多数決の政治を、第一原理として行くことに行きつまりを感ずる者は、もっとほかに考えてみるべきだろう。私は、ここで東洋の政治思想家として、西洋にもひろく知られる孟子について考えたい」(『近代民主主義の週末』)として、あの有名な「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人と雖(いえど)も吾往かん」との言葉を引いたのだった。今の自民党がなすべきは、選挙や政局に左右されるのではなく、「その千万人の心中ふかくには、必ずや天意を正しいとしてみとめる潜在意識が存するにちがいない」(『同』)と葦津が述べていたように、日本国民を信じて堂々と政策を訴えることなのである。

 
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