草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

首都圏3000万人のかなりを被ばくさせた首相官邸HPとは!

2012年05月05日 | 災害

 早川由紀夫群馬大学教育学部教授というのは、なかなかの人物である。菅直人元首相や民主党政権が、昨年の福島第一原発事故で、どのような犯罪的なことをしでかしたかを、自分のブログで執念深く追及しているからだ。子供の日の今日は、昨年3月20日11時30分に更新された首相官邸のホームページを掲載し、「東北、関東の方へー雨が降っても、健康に影響はありません」という見出しで、国民をペテンにかけたことを批判している。それと同じ内容を、当時の枝野幸男官房長官も、テレビで喋っていたはずだ。しかも、嗤ってしまうのは、「場合によっては、雨水の中から、自然界にもともと存在する放射線量より高い数値が検出される可能性がありますが、健康に何ら影響の無いレベルの、極めて微量のものであり、心配ない範囲内であるという点では普段と同じです」と述べているのは、すでにその段階でメルトダウンしているのを知っていたので、あらかじめ放射線量が高くなることを予想していたことだ。それでいて、健康には影響がないと言い切り、国民に対して、公然と嘘をついたのである。早川教授は「雨に心配ないとするこの通知がもっともひどい対応だった。この通知を信じた首都圏3000万人のうちのかなりが、翌21日から23日までの雨に当たって被ばくした。ここに掲げて長く記録する」とブログに書いている。過去の首相官邸のホームページを載せただけとはいえ、そのメガトン級の破壊力は、民主党政権を吹き飛ぶには十分ではなかろうか。

 
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被曝による健康被害を過小評価する民主党政権による反撃!

2012年05月05日 | 災害

 福島第一原発の事故による健康被害について、声高に叫ぶ人たちは騒動師なのだろうか。少しでも小さく見せようとする民主党政権と、原発利権にからんでいる勢力の利害が一致して、あたかも、彼らが不安を煽っているかのようなキャンペーンが展開されている。ここ2、3日では、小出裕章京都大学原子炉実験所助教がニューヨークで講演した内容や、武田邦彦中部大学教授がブログに書き込んだ記事が槍玉に挙がっている。小出の講演でとくに問題になったのは、子供を持つ日本人の女性から「帰国して安全か」と質問されたのに対して、「できれば小さな子供は連れて行かない方がいいが」と返答したからだ。また、武田の場合は「あと3年・・・日本に住めなくなる日2015年3月31日」との見出しを掲げたからだ。小出がそれを口にしたのは、今の民主党政権が、放射線管理地域から子供を避難させないでいることへの怒りであり、真実の情報が隠蔽されていることへの苛立ちがあるからだろう。武田のその見出しはあまりにもセンセーショナル過ぎるが、危機が依然として去っていないことを強調したいあまり、どぎつい表現になったのだろう。私は根っからの保守派であるが、こと原発については危険厨と思われている。しかし、今でも福島県東部の放射線管理地域では、子供たちが日々深刻な被曝にさらされているのであり、どうして私が安全厨に与することができよう。

  
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