草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

一貫したイデオロギーがない橋下徹は大物政治家にはあらず!

2012年05月24日 | 思想家

 日本に独裁者が出ることはまずない。橋下徹を独裁者呼ばわりするのも、大人気ない話である。橋下には一貫したイデオロギーがない。政治家橋下徹というのは、マスコミ、それもテレビがつくりあげた虚像でしかない。ヒットラーなどは「雇用の場を確保する」という一大スローガンで、失業者の心をつかんだ。さらに、政治というのは「敵は殺せ」ということであり、個人的な恨みはなくても、相手を抹殺することなのである。そこまでの信念が橋下にはない。国家や国旗に敬意を表すると言っても、それは橋下から見て、カッコいいからだろう。行き場を失った無定形な大衆が、全体主義を容認するとしても、その前提としては、国家共同体への呼びかけがなければならないが、そんなことを話題にしたこともない。テレビ芸人特有の口から出まかせでは、誰も付いてこないのである。H・マウ、H・クラウスニックは『ナチスの時代』(内山敏訳)で「彼らはすでに大衆の感情や気分を一定の方向にみちびき、自発性の欠けているところでは、これをつくり出す助力を与えるすべを心得ていたのである」と書いている。橋下にそこまでの芸当ができるわけがない。日本を背負う偉大な政治家になりたいのであれば、大言壮語をしないで、まずは実績を積み重ねるべきだ。そうでなければ、橋下もまた、横山ノックと同じ運命を辿ることになるだろう。マスコミの寵児であったのが、ある日突然、全国民の物笑いの種になってしまったのだから、他人事ではないはずだ。

 
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福島県民の手を握り締めてくれた石原ら関東知事会に感謝!

2012年05月24日 | 災害

 日本の原発をどうするかについては、私は石原慎太郎と見解をことにする。しかし、昨日、関東知事会の定例会が裏磐梯の北塩原村で開催されたことについては、一定の評価をしたいと思う。とくに石原が「東京は福島に電力を供給してもらっているのだから、恩返しをしなければならない」と語った一言は、福島県民の一人として有難かった。放射線管理地域ではない福島県内の観光地が盛り返すきっかけになれば、万万歳である。福島県のことをできるだけ避けて通ろうとする民主党政権とは大違いである。ただし、ここで私たちが考えなければならないのは、福島県東部ではなく、福島県西部の会津地方が選ばれたことだ。私の知り合いが東京に線量計を持って出かけ、会津地方とそれほど変わらないことに驚いていた。石原らもそれを知っているからこそ、検討を重ねた上で開催地を選定したのだろう。それでも、福島県民に光明をもたらしたことは確かである。東京を始めとする首都圏の人たちから見捨てられていないというだけで、救われた思いがしたのではなかろうか。今政治に期待するのは、そうした意味でのリーダーシップなのである。野田佳彦首相の民主党政権にそれを望むのは無理であり、だからこそ、一日も早く政権の座から追い落とすべきなのである。不安にさいなまれている福島県民の手を、しっかりと握り締めてくれた石原に、福島県民はオーラを感じたのではないかと思う。政治家とは本来そうあるべきなのである。

 
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