草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

大本営発表に利用された会津若松市の幼稚園児の田植え!

2012年05月26日 | マスコミ評

 国や県が情報を隠蔽しているから、大丈夫だと思って、幼児に田植えをさせたのだろうが、早速それがネット上で批判されたので、会津若松市の私立幼稚園の関係者もビックリしたのではなかろうか。NHKがローカルニュースで流してくれたので、きっと父兄も喜んでいたに違いない。しかし、よくよく考えてみると、国の大本営発表をたれ流すNHKに利用されただけなのである。ネット上で話題になるようなことを、わざわざ実施すべきではなかったと思う。あまりにも浅はかではなかろうか。5、6歳の幼児であり、はだしで田んぼに入ったというのは、いくら何でも問題だ。「泥だらけになりながら先生や農家の人に教えられて苗を一株ずつ植えて」とのナレーションには、どんな人でも首を傾げたくなるのではないか。幼稚園児による田植えは会津坂下町でも行われた。そこでは手袋をしたようだが、どちらにせよお上の言うことを真に受けてしまってはいないだろうか。会津盆地を取り囲む山々のワラビなどは、次々と出荷停止になっている。福島県東部よりは放射線量が低いが、それだからと言って、絶対安心なわけではない。精神的な被害だけであれば、補償の対象に会津地方が加えられるはずがない。過度に心配するのは取り越し苦労だとしても、できるだけ幼児の健康に配慮すべきではなかろうか。NHKの責任も重大である。ローカルニュースとは言え、大本営発表をやらかしたわけだから。

 
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「自立自助」を掲げる自民党の攻勢に白旗掲げる民主党!

2012年05月26日 | 政局

 もともと信念がないからそうなのだろうが、迷走する民主党政権には呆れてしまう。平成21年12月、鳩山内閣で厚生労働省が「速やかな保護決定」を通知したのが引き金となり、生活保護の支給額が膨らんできて、そうでなくても大変な財政を圧迫することになっている。これについて、来るべき総選挙で大きな争点にしようとしているのが自民党だ。民主党の「公助」に対して、「自立自助」を主張している。マスコミは連日、大阪維新の会を含めた、各政党の合従連衡ばかりを話題にしているが、そんななかで、自民党が政策で勝負しようというのは、高く評価すべきではないかと思う。だらしないのは民主党である。昨日の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、小宮山洋子厚生労働相が生活保護費の水準引き下げの検討を表明した。またまた自民党への抱きつき戦術である。本来であれば「公助」の立場にこだわって対抗すべきであるのに、すぐに白旗を掲げたようなものである。しかし、いくら必死に抱きつこうとしても、自民党の政策では、給付水準の10%引き下げ、現物支給、自立促進・就労支援とセットになっている。それと比べて、いつもながらの口先だけの検討表明であり、時間稼ぎでしかない。野党自民党の攻勢に対して、守勢一方の統治能力なき民主党がこのまま政権の座にとどまり続けるというのは、百害あって一利なしではなかろか。

 
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