昨年12月29日、民主党の岡田克也が文化放送のラジオに出演し、そこでリスナーの「福島からなぜ子供を避難させないのですか」との質問に対して返答した内容が、ネット上で大きな話題になっている。岡田はホームページで、必死に抗弁しているものの、「そのために相当の時間とお金がかかりますが」とついつい本音を口にしてしまったのであり、叩かれるのもしかたがないだろう。「金がないから福島の子供たちを避難させられない」と受け取られても、抗弁のしようがないからだ。私は福島県全てとは言わず、福島県東部の放射線管理地域に、子供たちや妊婦を放置していることを問題にしてきた。経済的合理性を盾にして、現状を固定化するのであれば、民主党政権は福島県民の敵である。最近の福島民報や福島民友新聞を読むと、あたかも放射線の脅威が去ったかのようで、福島県東部の福島、郡山、いわきの各市の小学校で昨日行われた小学校の運動会の模様が、写真付きで紹介されている。土ぼこりがたたないようにするために、児童の父母が水をまいている写真まで大きく載っている。本当にそんなことをしていてよいのだろうか。現在でも福島市では1時間あたり0.6マイクロシーベルトを超えているのに、そのことがまったく触れられていないのである。民主党政権にとっては、福島などどうでもいいのだろうが、あまりにも酷過ぎる。
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