福島第一原発の4号機が危険だというのは、昨年3月11日の東日本大震災が起きたときから、一部でささやかれていた。これまで民主党政権は、そのことに触れないように、テレビや新聞に圧力をかけてきたのではないか。しかし、ここにきて、民放のテレビ局が公然と報道するようになった。どうしてだろうか。最悪のことが起きてからでは申し開きができないので、小出しに情報を出し始めたのだろう。福島第一原発は一向に改善されておらず、まさしく危機一髪の状態が続いている。かん口令を敷いていたのに、今頃になって急に方針を転換したのは、それだけ危機が迫っているともいえる。それでも、民主党政権は公の発表はまったくせず、民放のテレビ局を利用する。姑息この上ないやり方である。テレビを見てびっくりしているのは、情報弱者と呼ばれる人たちだ。まったく聞いていなかっただけに、寄ると触ると4号機がどうなるかの話である。今朝から今の時間帯まで、私は4人から質問を受けた。大丈夫を連発していた知り合いなどは、かなり気持ちが動揺しているようだった。保守派のブログであるにもかかわらず、こと原発事故については、私は悲観論の急先鋒で、危険厨のレッテルを貼られている。このため、安全厨と呼ばれる人たちからは、連日のように批判の書き込みがあった。だが、真実は一つなのであり、自分や家族の命を守るためには、用心するに越したことはないのである。
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