草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

同じ穴の狢の菅と小沢の内ゲバを嗤う

2010年12月22日 | 政局

 小沢一郎を排除するしても、菅直人の指導力不足は否めない。にっちもさっちもいかなくなった小沢の国会招致問題で、民主党は右往左往している。いつもの通り、会津っぽの渡部恒三大先生が「小沢を悪い奴」と言ったとか、言わないとかが話題になっているが、最終的な判断ができない菅執行部に業を煮やし、ついつい口にしたのだろう。恒三も、二大政党による政権交代可能な政治を主張してきたが、結局はこのざまである。そんな泥舟にすがりついて何の意味があるのだろうか。菅と小沢の内ゲバを煽って楽しんでいるのだろう。小沢と腹を割って話ができる人物がいないのが、民主党の弱点である。小沢に肩を持つ気はさらさらないが、これまで利用してきたくせに、支持率を上げるために血祭りにするのは、武士の情けがなさ過ぎる。さらに、小沢が批判されるべきは、サヨクに理解を示し、中共とアメリカを両天秤にかけようとしたからだ。政治と金というレベルではない。金権とか腐敗とかは、政治には付き物であり、それでどうのこうのではないからだ。それ以上に国のかたちをこわし、国益をそこなうことの方が大問題なのである。その点では、菅も同罪ではなかろうか。自分だけ助かろうとしても、それは無理なのである。  

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オポチュニスト菅直人を見抜いていた佐高信

2010年12月21日 | 思想家

 本物の左翼としての佐高信を、私は高く評価する。敵ながら天晴れであるからだ。8年ほど前に『タレント文化人150人斬り』のなかで、菅直人をこきおろしているが、痛快なほど見事な太刀さばきである。まさしく一本である。住専問題で、公的資金の導入には、自民党の梶山清六ですらためらっているのに、ホイホイと役人の言うことを聞いた菅を、徹底的に揶揄したのだった。厚生大臣在任中に、国民から人気を博したのは、原理主義者としての田中秀征や錦織淳がいたからだという。今のように、松下政経だかどっかの口舌の徒とは違うのだ。佐高は「哲学のないオポチュニスト」と菅を決め付けている。菅というのは、左翼というにはおこがましいサヨクでしかなく、思い付きでヘラヘラしゃべってしまう。それでいて、責任をとろうとはしないからだ。高杉晋作が逃げ足を速かったのに、自分もあやかりたいような発言をしているようだが、いつも世の中の流れに乗ろうとしてキョロキョロしているだけなのである。政治改革の旗振りをやったのもそうだし、バブルの犯人である海江田万里を大臣にしたのも、節操がないからであり、本物の左翼からも、相手にされない政治家なのである。  

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民主党を崩壊に追い込むのは小沢一郎の自爆だ!

2010年12月20日 | 政局

 民主党は小沢一郎の説得に時間をかけているけれども、あくまでもパフォーマンスにしか見えない。毎回同じことを繰り返しているから、なおさらそう映るのだろう。菅直人首相が小沢と刺し違える思いがあるのならば、離党勧告をチラつかせるのが普通だが、そこまでの度胸はなさそうだ。党を割られれば、政権の座を離れるしかない。小沢から金をもらった議員の首を切るくらいの迫力がなければ、民主党が反転攻勢に出るのは難しいが、そこまでできるわけがない。小沢は塀の上を歩いているという自覚があり、なかなか尻尾は出さなかったが、猿も木から落ちることがあるのだ。このままじわじわと追い詰められれば、小沢とて何をするか分からない。政治倫理審査会というのは、偽証罪が成立しない。そうであれば、小沢は出てくるだろうと甘く見たのが、菅の命取りになったようだ。もはや証人喚問が実現しなければ、国民も納得しない。金竹小といわれて、金丸信、竹下登と並び評された小沢も、ようやく風前のともし火なのである。往生際が悪いのは、小心者だからだと思う。悪党と評されているわりには、気が小さいのだろう。そして、袋叩きになる前に、やけくそになって、小沢が自爆のスイッチを押すのである。民主党の崩壊は目前に迫っている。

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政権交代を煽った山口二郎の後悔の弁を嗤う

2010年12月20日 | 思想家

 政治学者の山口二郎が、自分の非を認めたのには、ついつい嗤ってしまった。これまでも、サヨクの側から政治改革を評価し、小沢一郎に肩入れしたりで、忙しい人間だったが、昨年の総選挙で、民主党のりフォーム詐欺に手を貸したことを悔いているのは、どことなく滑稽である。平気で詐欺師の本領を発揮し、無駄の削減で、「マニフェストに盛り込んだことは実行できます」と民主党が大見得を切っていたのを弁護していたくせに、分が悪くなると、消費税による恒久財源の必要性を語るようになったからだ。山口らしい問題のすり替えである。国民を騙したのは今回が初めてではなく、二度目であるから、後は出る幕がないだろう。世間知らずが、政局に口をはさむと、取り返しがつかなくなるのである。しかし、それでも、民主党に絶縁状を渡せないのだから、優柔不断そのものだ。そして、少しでも、自分の責任を回避するためにも、民主党にまともになってもらいたいのである。ネットの名もなき民衆の方が、岩波お抱えの学者よりも、正論を吐いていたのだから、インテリも地に落ちたものだ。インテリとマスコミ関係者の大騒ぎが、一時的に国民を巻き込んで、この国をメチャメチャにしてしまったのである。今さら山口が後悔しても、後の祭りなのである。

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海江田経済担当相のとんでも発言で暴露された勝ち組の奢り

2010年12月19日 | 政局

 海江田万里経済財政担当相というのは、野末陳平の付け人をやっていたことがあったと思う。つまり、芸能界に巣食っていた、自称経済評論家であったのだ。野末流の毒舌家ではなかったが、語り口が軽妙であるために、テレビなどでは重宝がられたようだ。しかし、その素性を探ってゆくと、緑色のヘルメットのフロントだという。過激派ではあるが、どちらかというと、ソ連を容認していたスターリニストである。いつの間にやら転向して、権力の中枢にのぼりつめたのだ。もともと指導者面をするのが好きなタイプであったようだ。だからこそ、勝ち組だと自惚れているのだろう。「年収1500万は金持ちではない、中間所得者だよ」と言い切ったのも、成功者としての自分を、モノサシにしているからだろう。一時は利殖のテクニックを伝授するのを商売にしていたのだから、金儲けの神様を自称していたのと同じである。しかし、現状認識がそんなものでは、国民から辞任を求める声が上がるのは、当然である。とくに、地方に住んでいる者としては、激しい怒りがこみ上げてならない。周りを見渡しても、年収300万以下というのがざらで、その5倍ももらっている人は、それこそ一握りもいないからだ。民主党がよく口にする国民目線というのも、せいぜいその程度なのである。それでは景気が良くなるわけがない。  

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早朝に目覚めて 5首

2010年12月19日 | 短歌

 明けやらぬまどろみのなかキーボード指はいつしか文字をかたどる

 師走には語らう人も乏しけりマッチを売りし少女の瞳  

 ざくざくと雪踏みしめて新聞を届けし少年頬赤くして

 師と仰ぐ人皆去りて茫漠の大地にありて犀を真似たり  

 つまらなき人の世なれど早朝に書を読むこととコーヒーの香よ

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媚中政策で墓穴を掘った菅政権

2010年12月18日 | 政局

 中共が陰で北朝鮮を動かしているのではなかろうか。よりによって黄海で、中共船が韓国の警備艦に突っ込む必要はない。韓国が主張する排他的経済水域にあたっているのに、あえて衝突してきたのは、北朝鮮を利するために援護射撃をしたのだろう。ところが日本のマスコミときたらば、ほんの少し前までは、中共が北朝鮮を説得するようなことを報道していた。つまり、中共側の宣伝に利用されたのだった。まともな国家で道理をわきまえていたならば、今回のようなことが起きるわけがない。緊張を高めているのは、中共そのものなのであり、あまりにも日本政府の認識は甘すぎる。さらに、韓国の警備官が中共船に乗り込もうとしたところ、船員が突然鉄パイプで襲ってきたのだという。それで負傷者も4人出たとか。しかし、死者が出たのは中共船の方で、乗員2人が死亡し、1人が行方不明になっているといわれるが、尖閣諸島でも、同じではなかったかという疑いが、ついつい頭をもたげてならない。菅直人政権がそれを隠蔽しているとすれば、国民に対する犯罪行為ではなかろうか。国民からすれば、菅政権は、媚中政策によって、自分で自分の墓穴を掘ったのであり、いかに隠蔽しようとしても、最終的には、真実が明らかになり、国民の怒りを買うだけなのである。

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めざめゆく魂とは無縁な俗物政治家鳩山由紀夫

2010年12月18日 | 思想家

 コロコロ嘘を吐く鳩山由紀夫前首相は、どんな育てられ方をしたのだろうか。常軌を逸している。普天間基地の移設についても、腹案があるとまで言っていたのに、実際は口から出任せであった。そこまでいじっておきながら、のうのうとしているのは、どこかピントがずれているのだろう。辞めると言って辞めないのは、言葉が軽いどころの話ではない。東大出のエリートをいうのは、自分たちはたいしたものだと、勝手に思い込んでいる。だからこそ、「愚民」などすぐに丸め込める、と勘違いしているのだろう。天文学的な資産があり、遊んでくらせる身分の鳩山前首相にとっては、政治というのは、遊びの一環でしかないのだろう。追い詰められたらば、金で解決すればいいのである。「生長の家」の創始者谷口雅春氏の妻谷口輝子さんのエッセイに『めざめゆく魂』というのがある。その冒頭に「11歳で父を失った私は、何かしら永遠なるものを探し求める心になっていた」という文章があった。信仰心へのめざめによって、人間は謙虚になり、父母、故郷、国家への愛も自然に芽生えてくるのである。鳩山首相がいくら友愛を語っても、実感がともなっていない。「永遠なるものを探し求める心」がないからだろう。軽はずみな言動からしても、政治屋であり、俗物でしかないのである。  

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自衛隊を海外に出すには追悼施設の整備が前提だ!

2010年12月18日 | 政局

 東京からとんぼ返りするために、鬼怒川温泉駅から車で会津に戻る途中、NHKのラジオで安住淳防衛副大臣が色々と御託を並べているのを耳にした。NHKの放送記者上がりなだけに、まるで他人事のように論じていた。菅直人首相が武器三原則の見直しに関して、社民党の反対もあって、腰砕けになったことについては、論点をずらしていた。安住副大臣の発言で気になったのは、日本が国際貢献を積極的に行うために、自衛隊をどんどん海外に出すと大見得を切った点だ。これまでの自民党政権は、それこそ、針の穴にらくだを通すようにして、苦心惨憺しながら一歩前に進めたのだ。大前提としてあったのは、自衛隊員に犠牲を出さないということであった。しかし、民主党はそこが違う。それゆけどんどんで、党勢を維持し、内閣の支持率を高めるために、自衛隊を利用しようとしているのだ。インド洋での給油活動にも難癖をつけていた民主党が、変われば変わったものだが、一番大事なことが抜け落ちている。犠牲者が出た場合に、国はどのようにして死者を祭るかということだ。それをなおざりにしたまま、命を差し出せというのだろうか。国民に親しまれている靖国神社を、今こそ見直すべきではなかろうか。小手先だけの民主党には、その深い意味がわからないだろうが。

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東武線の車内から富士山を拝む 5首

2010年12月17日 | 短歌

雲もなくくっきり浮かぶ富士山に心のなかで手を合わせたり  

どこまでも伸びてゆくなりスカイツリーされど天下の富士にかなわず  

会津より帝釈山を越え来り右手前方富士はまばゆし 

周りでは重き外套着ぶくれてただひたすらに携帯いじる  

この国が滅びんとする瀬戸際に富士を愛せし人を思えり

(今朝、車で鬼怒川に向かい、そこから東武線で上京した。たった今戻ってきたが、雪化粧した富士山を仰ぎ見ることができて、心が洗われたような気がした)

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