八十路徒然なるままに

冬枯れのれしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉の散りとどまりて霜いと白うおける朝ーー。徒然草より

都然なるままに

2007年12月10日 21時00分29秒 | Weblog
前回貧農とブログをした。戦後農地改革にって、貧農は、とうの昔になくなったと思っていた。戦後日本全体が貧しかった時代、小生もかろうじて昭和二桁生まれなので、味わっている。個人的には、祖父も農地を手離しているので、貧を実感した記憶がある。貧しさには、物質があり、精神がありと、思う。現時代は、衣食が足りて豊かになっている。今の若い人々は貧しさをどう思っているのだろう。禅の言葉に『家貧未是貧--[いえひんにしていまだこれひんならず]--』がある。ふとんのぬくもりを感じた娘さんは、小女の時からのことを、今どのように思っているのだろうか。[参考文献-禅語百選-]


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