八十路徒然なるままに

冬枯れのれしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉の散りとどまりて霜いと白うおける朝ーー。徒然草より

故郷の廃家

2012年08月28日 20時10分07秒 | Weblog
福島第一原発から、20キロ圏の町へ行ってみた。知り合いが誰かいるかもと、思ったが、廃屋の状態だった。JRの鉄路も、画像の通り。家々も生活のしていたとは思えない。行き交う車もなく、人影もない。車の外へ出てみても、通りすぎる風の音だけ。はるか遠に、巡回しているパトカ-の、赤色灯がきらきらと見える。水平線まで見える高台から海をみた。3.11の津波がさかのぼった川が、眼下に見た。夏休みで賑わうところだが、静まりかえった、無気味な光景だ。頭の浮かんだ歌は、「いくとせ故郷きてみれば 咲く花鳴く鳥そよぐ風 門辺の小川のささやきも 馴れにし昔しに変らねど 荒れたる我が家に 住む人絶えてなく」。哀しい光景だ。
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また、また、また

2012年08月26日 18時58分35秒 | Weblog
画像は、夏目漱石の「坊ちゃん」の、復刻本。井上百合子著、漱石作品小事典の、一口論評から引用。「坊ちゃん」は、人生の理想を与え、年配の読者には、失われた青春を惜しみ、また、人生の鬱屈を吹き飛ばす快哉を覚えさせる」とある。「そうなんだぁ」って、感心をして、もう一度読んでみるのもいいかなぁ。願望を持つのは、すかすかの脳に、ちょつとの刺激でもいかぁ。
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またまた、

2012年08月24日 20時35分39秒 | Weblog
画像は、何回もブログに載せている、夏目漱石の「坊ちゃんの」原稿を、復刻したもの。邪魔だからと、いち度は頂いてきたのだが、その人の子息の承諾もなかったので、返してきた。漱石の研究者は多いと聞いていた。四十数年前に、参万円だったという。いつの日にか、「あげるよぉ」って、連絡があれば、「急いできます」って云ってきた。
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積ん読本

2012年08月23日 20時04分18秒 | Weblog
画像は、無け無しの数冊の、夏目漱石の復刻本。昔ぁしは、古本屋で探す楽しみがあった。今はその思いはなくなってしまつた。今回、前々回にブログした、「坊ちゃん」の原稿を復刻したのをもっていたひとの書斎を見せてもらった。あるはあるは、漱石の本だらけ。八畳の部屋の壁面、床から天井まで、びっしり漱石の本が並んでいる。小生が欲しいのは、復刻本と話しておいた。ゆとりがあって、読むチャンスができたらと、思っているが、古典になっているので、理解しがたいと思っている。復刻本の活字は、パソコンの文字と違った味わいがあるなぁって。現代の文明の利器を持っていないので、ちょっと、負け惜しみをしている。
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夏目漱石の原稿の「漱」

2012年08月22日 17時37分47秒 | Weblog
大分前の、「吾輩は猫である」の「カラ-さし絵、写真がふんだん」と云う本の表紙の装丁に、原稿の写真が印刷をしてある。そこにも「漱石」の署名がある。「漱」が、わざと部首を違わせたのか、代筆をさせたのか。「なんでだろう」って思う。漱石の研究者は、興味深いのだろう。漱石の本を、数冊、積ん読している。小生、日々せかせかと、しているので、一冊でもじっくり読んで「ああぁ-、面白かった」と、ゆとってみたいと思っている。
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夏目漱石の復刻の原稿

2012年08月21日 19時27分08秒 | Weblog
画像は夏目漱石の「坊ちゃん」の原稿を復刻したもの。書き出しの一ページ目。1行目に「坊ちゃん」とあり、その下に、「夏目漱石」と、署名がある。その署名の「漱」が、ちょつと変だ。復刻本の解説にあったので、よくみてみた。漱石が自分の名を、間違えてかいたのか、または、誰かに代筆させたのかは、わからないようだ。別にも、「坊ちゃん」の原稿が、残されているようだ。漱石の研究者は、興味深いことのようだ。二、三日借りて読んでみた。普段、手書きのものは、読んでないので、直筆といわれるのを読んだが、疲れてしまった。早々と,返却をした。約40年前に、2000部を復刻したもので、かなりの重量があり、漱石を研究しているひとには、垂涎のものかもしれない。文学書と云われるものには、その本の解説書があると、面白い。またまた自嘲の言い訳ではないが、解釈できない脳みそだと、自覚はしている。
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迎え火、送り火。

2012年08月16日 19時46分27秒 | Weblog
うら盆の夜に、門前でおがら、またはわらをたいて、死んだ人のたましいを、迎える火、盂蘭盆の16日には、迎えたたましいを送る火だ。ちょっと先のご近所も、迎え火、送り火をしていた。仏壇に供えた盆飾りは、今朝送った。帰省の客も帰り、夕闇の中、送り火をした。ちょっとの午睡に、「ミイィィンミィ、ミイィィンミィ、ミイィィンミィ、ミィィ」って、元気な鳴き声が聞こえた。送り火をしていたら、「チィチィチィチィチィ」って、弱弱しく秋の虫が鳴き始めていた。まだまだ暑いようだが、旧暦で秋のはじまりの7月一日は、18日からになる。涼しい風かほしいものだ。
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高調期

2012年08月16日 18時40分01秒 | Weblog
八月のバイオリズムは、中旬が高調期だ。よく「盆と正月が一緒に来たよう」という。多忙ののことの、例えの意味がある。盆の前、無け無しの髪だが、ちょつとすっきりしょうと、散髪をした。予約の電話をしたあと、1時間も過ぎないうちに、遠方の伯母の死の、連絡を受けた。出かけるのに良かったなぁと思った。当地方は盆の最中だが、遠方では、新暦でお盆をしている。東京の練馬の方で、通夜と告別式にでるので、ホテルに泊まる。その予定をしていると、今度は、仕事と関連をしている「又いとこ」の親戚のから、「死去」の連絡があった。急ぎ病院へ行く。まだ、ぬくもりがあった。安置場所の家に、移送に立会い、落ち着く部屋に安置され、線香をたむけてた。盆の入り13日には、「新盆」周りをすました。翌日、JRで出発をした。この義理の多忙の時が、バイオリズムの高調期だった。疲れは残っているが、気持ちは楽に感じた。
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年末までの気温の予測

2012年08月09日 19時14分19秒 | Weblog
ここのところ、過ごしやすい。蝉もこの涼しさにとまどっているのか、鳴きさわぎが聞こえない。例年ならば、暑いさかりに、ミイィィン、ミイィィン、ミンミンミィィ、って、午睡のまどろみの、邪魔に聞こえる。しかし今日などは、「蝉、鳴いてんのかなぁぁ」って、耳ざわりにもならないほどだ。あまりにも涼しいので、年末まで、どんな気温なのかと、昔ぁしいに使っていた気温の予測を、思い出して、自分なりの気温デ-タ-を、入力してみた。暑さはまだまだ続き、例え言葉のように、「暑さ寒さも彼岸まで」、残暑が続くと思う。予測値は、当いわきの気温数値をもとにしている。すかすかの脳で、考えてみたので、あたりはずれは、当然のこと。何事も予測通りにはこべば、なんの苦労もねえぇべぇって、またまた自嘲をしている。
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飛行機雲

2012年08月08日 15時41分23秒 | Weblog
暑い盛りに見えたので、地震雲かぁって思った。今の時期は、うだるような暑さなのだが、今日はひんやりとした風が、吹いている。地表より上空はもっと冷たいのかも。飛行機の排気ガスが、水蒸気となって凝固して雲になるという。飛行をした航跡が、まだまだ暑いこの時期に見えるのは、珍しいのかも。
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七夕

2012年08月06日 13時47分46秒 | Weblog
画像は、命がはてたアブラゼミ。地上に出て、何日間ないたのだろうか。ちょつと外に出た時、庭木から、鳴き声が聞こえる。蝉しぐれとはほど遠い、一匹だけ力なく鳴いている。蝉には、高齢化社会はないなぁ、なあぁんて、とうでもいいことを考えてみた。当、平地区で、七夕飾りをして、夏祭りが始まった。俳句の季語では、「七夕」は秋。月遅れの七夕祭りの行事なので、今夜は、月が欠けはじめている。十九日の月の月明かりで、星空の天の川も、牽牛星も、織姫星も、はっきりとは、見えないかもしれない。夕涼みをしながら、月をながめ、星空の輝きを見る。そんな、ゆとったひとと時を。そういえば、ゆとってないなあぁ。
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