八十路徒然なるままに

冬枯れのれしきこそ、秋にはをさをさ劣るまじけれ。汀の草に紅葉の散りとどまりて霜いと白うおける朝ーー。徒然草より

新撰の中

2007年12月17日 20時51分48秒 | Weblog
前回『貧乏は時の不運と---』とブログをした。今までの営みを考えると、時の流れに、ある時は乗っていた。バブルがはじけて不況になった。その時は、それなりに考えて対処してきたと思っている。時代の変化は、環境の変化であり、需要の変化でもある。これらに対処する知識はあった。前にもブログをしたと思うが、約30年ほど前に、現在のような需要の変化が来るとセミナ-で聞いた。セミナ-のあと、本を買って読んだ。その頃はちょつとばかり、知恵を働かせて、需要の変化に対処した。しかし、その変化のスピ-ドは早く、あれこれと考えているうちに現在に至ってしまった。自分なりに懸命に営んできたと思っている。七十の坂を下っている今、少しばかり、やけ気味に満足もしている。
『一生の営む業も子の故ぞ 我が子のためと思う世の中』ちつとばかり古くさいかな。大正2年、95年も前に刊した、祖父の処世訓。
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新撰世の中no16

2007年12月12日 20時33分54秒 | Weblog
前回『家貧未是貧』とブログをした。悟りきったのかと思うとそうではない。
「上を見れば---」 「下を見れば---」と、あきらめの心境かもしれない。『衣食足りて----』と言っても、衣服を買うのも、食べ物を買うのも『金』である。「金」がなければどうすることもできない。その「金」を得るべき生きてきた今、『蟻の如く』だったのか、『キリギリスの如く』だったのかと、まぁ適当に生きてきたのだと、自問している。先日のTVの特集番組で『ワ-キングプァ』を見た。豊かな時代と云われているが、どうしたものだろうと、考えさせられた90分だった。小生の祖父が残した教訓「貧乏は時の不運と思うべし稼ぎて運を待てよ世の中」小生、七十路の下り坂、もう無いかと諦めている。


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都然なるままに

2007年12月10日 21時00分29秒 | Weblog
前回貧農とブログをした。戦後農地改革にって、貧農は、とうの昔になくなったと思っていた。戦後日本全体が貧しかった時代、小生もかろうじて昭和二桁生まれなので、味わっている。個人的には、祖父も農地を手離しているので、貧を実感した記憶がある。貧しさには、物質があり、精神がありと、思う。現時代は、衣食が足りて豊かになっている。今の若い人々は貧しさをどう思っているのだろう。禅の言葉に『家貧未是貧--[いえひんにしていまだこれひんならず]--』がある。ふとんのぬくもりを感じた娘さんは、小女の時からのことを、今どのように思っているのだろうか。[参考文献-禅語百選-]


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徒然なるままに

2007年12月07日 20時30分36秒 | Weblog
本格的に寒くなった今頃、ちょつと侘しい事を思い出す。五、六年前知り合いの女性が若い娘をつれてきて「近所の娘さんなのだが、近々結婚するので、夜具を揃えたい。支払いは数か月待ってほしい」とのことで、品定めをして帰った。後日、夜具を新潟の方へ送ることになった。若いのに、けなげだなぁ、普通は親が揃えてやるものだろうに、何か事情があるのかなぁ-とその時思った。頼まれなかったのだが、浴用タオルとバスタオルを、数枚入れ、手元にあったインスタントの味噌煮込みうどんを入れ、「ふたりで幸せになってね」と添え書きして送った。その後は忘れていた。数か月後知合いの女性が支払いに来た。「いまどきすばらしい娘さんだね」と聞いたら「父親は飲んだくれだょ」と、しかし日中は田畑を耕しその付近はきれいに手入れしている、とのことだ。貧農なのかなぁ-。嫁ぐ娘に夜具を持たせられない。今豊かになったいる時代なのに。娘から女性あての手紙には、世話になった礼と「布団ってこんなに暖かだったのですね」と記してあったそうだ。子供のときから、貧しさで暖かい布団がわからなかったのだろう。小生、ぬくぬくと布団に肩をすぼめ、まどろうときにこの言葉を思い出す。わびしいような、悲しいような現実があると思うと寝付かれない。外は木枯らしの寒い声、ガラス戸をがたがたと揺らしている。
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徒然なるままに

2007年12月04日 21時04分14秒 | Weblog
今日市役所へ市道にある突起物の撤去をお願いした。対応が早く午後には現場を見に来た。早急に改善するとのことだ。幅10cm、高さ10cm、長さが80cmで道路の中心に向かってはみ出している。昔の水路の構造物の残骸かもしれないといっていた。曲がり角にあって、歩行者が転倒したり、車が乗り上げ底をこすったりがあった。以後この場所での事故の被害の補償はどうするのかと書いたのでびっくりしたのだと思う。近所の人々は自分なりに気をつければいいのだが、往来する人、車の往来、自転車の往来には、はなはだ迷惑な突起物だ。早くお願いすればよかったのにと思っている。突起物には光を反射するテ-プを貼り付けておいた。往来する人々は突起物があると分かって少しは安心すると思う。
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毎月のお天気

2007年12月01日 09時38分16秒 | Weblog
気象庁の12月の予報は平年並みの気温と発表している。いわき地方の日中の最高気温の平年値は、上旬が12.2度、中旬が10.8度、下旬が9.9度だ。これは3月の平年値と同じくらいだ。12月は、寒いから大変寒いと、体感する。着衣も防寒の衣服なる。節気の大雪は、12月7日、冬至は12月21日、太陽の光のエネルギ-が、熱に変化する日中の時間が最も短い。当地方は温暖な気候なので、降雪は2月が一番多い。本格的な寒さは今月中旬からと思っている。いずれにせよ、早晩寒くなってくる。
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