♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

33年目の牧村三枝子

2005年07月09日 | イベントレポ
大阪恵比須堂今福店での牧村三枝子の新曲キャンぺーンに行った。私は牧村三枝子が昭和47年に『少女は大人になりました』でデビューしたときから応援していたが、これまで生で見る機会がなく、33年目にして初めての出会いとなった。

大阪はあいにく雨模様で、いつもの階段の観覧席に座って聴くことができなかった。それでもさすがに紅白にも何度か出場し、知名度の高い彼女だけに多くの熱心なファンがつめかけていた。
交通渋滞で予定より少し遅れて、水色の上品な和服で登場した彼女は、まず新曲『こぼれ陽』を披露。トークでは、自分は晴れ女でいつもいい天気なのに、雨になったのはきっと恵みの雨でしょうと言っていた。続いて前作『向島・夕立ち荘』、そして代表曲『みちづれ』、ラストは再び『こぼれ陽』で、曲目は少なかったが充実していた。

彼女はこの新曲に賭けているようで、「本当にいい曲ですから、大ヒットしてほしい、いや大ヒットさせてください。」と力強くしめくくった。
即売会ではCDやカセットを買う人が多く、サイン会の列は長かった。それであまり彼女と話す間もなかったが、『少女は大人になりました』以来のファンで、33年目で会えて感激ですと言うと、驚きの混じった笑顔でこたえてくれた。

『こぼれ陽』は幸せ演歌であり、人生応援歌でもある。「のり切れましたね 負けないで私たち」という歌詞を聴いていると、病を克服して出直した彼女の実感がこもっている。
33年前にデビュー曲のレコードを手にしたときのことを思い出すと、きょうのこの日彼女と出会えたことが不思議な気持がしてきた。山あり谷ありの歌手生活だったと思うが、これからもマイペースでのり切っていってほしい。
 
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