29日の「ひるの歌謡曲」は、まきのめぐみのマイセレクションだった。いつも冒頭で若手歌手が自分の生い立ちや歌手になったきっかけをコメントするのが興味深い。
まきのめぐみは、バスガイドをしていたときに頑張って唄いすぎて喉にポリープができ、手術後の医者の注意を無視してカラオケをやってハスキーな声になったため、かえってオーディションに合格したとの話が面白かった。「禍を転じて福となす」のことわざを引いていたが、「怪我の功名」のほうがぴったりかもしれない。
声に個性があるのは歌手にとって天賦の財産だ。ハスキーな声もいいが、竹川美子や夏川りみの美しい声も立派な個性だと思う。
放送された曲のうち、はじめの3曲は『帰ってこいよ』『恋する大阪』『天城越え』と演歌だったが、現在好きな歌は『地上の星』『香港』『明日』と、ポップス・歌謡曲系だったのは、まきのめぐみらしいと思った。持ち歌では、デビュー曲の『つぐみ』が一番よくできていると思う。続く『つばさ』『ナギサ』はもうひとつ彼女の個性を生かしきれていないように感じる。デビュー時は、あさみちゆきのライバルが出てきたと期待した。同じ15年組の一人として、歌謡曲路線でどれだけ存在感を示せるか注目していきたい。
まきのめぐみは、バスガイドをしていたときに頑張って唄いすぎて喉にポリープができ、手術後の医者の注意を無視してカラオケをやってハスキーな声になったため、かえってオーディションに合格したとの話が面白かった。「禍を転じて福となす」のことわざを引いていたが、「怪我の功名」のほうがぴったりかもしれない。
声に個性があるのは歌手にとって天賦の財産だ。ハスキーな声もいいが、竹川美子や夏川りみの美しい声も立派な個性だと思う。
放送された曲のうち、はじめの3曲は『帰ってこいよ』『恋する大阪』『天城越え』と演歌だったが、現在好きな歌は『地上の星』『香港』『明日』と、ポップス・歌謡曲系だったのは、まきのめぐみらしいと思った。持ち歌では、デビュー曲の『つぐみ』が一番よくできていると思う。続く『つばさ』『ナギサ』はもうひとつ彼女の個性を生かしきれていないように感じる。デビュー時は、あさみちゆきのライバルが出てきたと期待した。同じ15年組の一人として、歌謡曲路線でどれだけ存在感を示せるか注目していきたい。