[フランネルフラワー(白い妖精とも言うそうだ)]
[ つ る ば ら ]
[写真提供:O・Rさん]
「空蝉の庭」も初夏の風情に変化しているようだ。
5月中旬、静岡県立美術館に行った。「空蝉の友」に会うつもりでいたが、たまたま、三島の友人が一緒に行きたいというから、今回も「空蝉の友」には会わず仕舞いで、またの機会を作ろうと思っているけれど・・・。
しかし、三島の友人と同行したことで新しい発見があった。
県立美術館には何度も訪れてはいるが、美術展を鑑賞し、ちょっと珈琲を楽しんで・・・で、終わっていたのが、友人の友人から「美術館周辺の散策路も結構良いよ」と聞いてきたから、少し歩いた見ようか・・・と誘われた。
美術館裏、新緑の瑞々しい香りの中のを、のんびりとおしゃべりしながら歩く・・・一緒に歩く人が別の人ならばねぇ・・・とか、お互いに言いながら・・・新発見の道は気分爽快で、一人で来てたら歩かなかった道を楽しんだ。
近頃の私は、随分、いい加減(ずぼらという意味で)になったように思う。
会社勤務時は、ある程度の予定を計画したら、それを消化しなければ心がザワザワして落ちつかないところがあった。自分の都合で変更するのは許せるが、他の都合で変更、中止は気分が悪く(一応、勤務時は立場があるから従ってはいたが)ムッとした顔をしていたと思う。
今の私は、強制されることもノルマもなし、無理に自分を誤魔化すこともないが、そう性格は変わるはずもないだろう。
でも、何故か判らないが、いい加減さを楽しめるようになった気がする。
美術館の散策路を、今度は、季節を替えて歩いてみようと思っている。
[アルストロメリア]