日中は、まだまだ暑さを感じる日もあるが、このところ、朝夕、めっきり寒くなって来た(冷え込んではいないけれど)。
我が家で最初の「冬の訪れ」となっている花が「山茶花」である・・・でも、まだ10月・・・何だか開花が早くない?って感じるのは私の記憶がオカシイのかなぁ。
相変わらず「コロナ」は収まりそうには無いけれど、それなりに度胸が付いたのか、以前ほどの警戒感は無く、と言っても、不完全ながら自主対策を取りながらも、私自身は穏やかに日常生活を送っている。
そんな折、ちょい空しいと言うか切ないな・・・と思うのが、様々なコロナ支援策に対する一部国民の反応。
私的な解釈をすると、一連の「GoToキャンペーン」は、コロナ禍において制限を敷いた政策により被害を受けた業者を援助する上で、それらの業者と一般の(ある程度金銭的に余裕がある)人々が共に危機を助け合うための手段だ(消費する人に特典を与える事で消費を促し、それによって業者は潤う)と考えるのだ。
だから、金銭的にも時間的にも協力できる人は、是非どんどん参加して欲しい・・・と思っている。
一方、「持続化給付金」や「雇用調整助成金」などは、直接、企業や個人営業者に向けたカンフル注射のようなもので、ともかく当座を乗り気ってくれ・・・という解釈だ。
私自身、甥の仕事(勿論、生活も含めて)を維持させるために、縋る思いで申請を出した。
それなのに・・・給付金の不正受給や、GoToに於ける如何に少額で儲けるか等のニュースが聞こえて来る度に、ホント、悲しくなって来る・・・何時から、日本人はこんなに品性が落ちてしまったのか・・・ってね。
まぁ、「世の中は性善説で成り立っている」などとは、真に受けるほど純情ではないものの、「性善説」採用の方が落ち着くのは事実だ。
だが、犯罪組織はさて置き、詐欺になるという認識が無かったとか、大学生らがSNSで勧誘されて深く考えないで不正受給をしたなんて・・・もう、悲しいという言葉しか見つからない。
確か、給付金が開始された当初、ネットでの手続きが複雑で面倒だとか、申請から支給までが遅いとか、様々な苦情が巷に溢れていたのに、不正受給が明らかになると、今になってチェックが甘かった、本人確認や事業内容の確認をしていれば抑制になった・・・とか、マコトシヤカに弁を垂れる輩にはうんざりする。
自主的に返還すればペナルティを免除するというらしいが、幼稚園児が不正をした訳では無い、それなりに大人(精神的には幼稚だが)なのだから、いい加減な甘い処分は無用だと思っているし、勿論、犯罪組織には厳罰を・・・だ(私事だが、以前勤めていた会社で、納税だけは期日前に済ましたが、うっかり、申告書を提出し忘れた時、10万円のペナルティを払う破目になって・・・今でもムカつくが「申告書提出が法律だから」と言われたんだよね)。
次があって欲しくはないけれど、災禍は、何時またあるかもしれないのだから、その時もう本当に、アサマシイ日本人は見たくないな、そんな気持ち。