もう、ひと月程前に「ふきのとう」のお天ぷらを食し、春の訪れを味わいました。
気温の上昇に誘われ、畑に出て農作業を始めましたが、陽だまりに芽を出していた「ふきのとう」が巨大(?)な花に変化していましたよ。
昨日は、日中の気温も上がるというので・・・そうかぁ、そろそろ草取りを始めようかなぁ・・・と、朝一に考えました。
でも、ナマケ癖の付いた私が起床したのは午前8時であり、それから、のたのたと朝食をとり、ゆっくり珈琲を味わいながら戸外を眺めるばかりで次の行動が取れません。
「さぁ、春がそこまで迫っているよ!愚図愚図してないで立ちあがれ!」と我が身をけし掛けて・・・で、漸くに畑に出向いたのが午前10時を回っていたのです。
畑での我が担当区域は主に花壇用スペースです。
姉が畑の花壇も担当していた時には、様々な種類の花が、あちらこちらと無分別(と私は思った)に植えてあったので、何が何処から何時芽を出すのか分からず、草を取りながら(主に鎌を用いるから)新芽を欠いてしまう事が多かったから、思い切って花の種類を減らし、ある程度、種類ごとに纏まるように植え替えました。
今年は、まだ完全な配置とは言えないものの、草取り中の気遣いが無いだけ楽になった様に思います。
花壇区域としているのは、畑の3か所に分かれているので、昨日の作業は、とりあえずその3か所の草取りに集中するが、何れにしても、草取りがこれで終りということは無いのだから、お得意の「イイ加減」にして帰宅すると、時計は正午を過ぎていたのです・・・かなり集中した2時間の作業でした。
「イイ加減作業」であっても、足腰は痛むし、それに、草取りに力を入れた為に、突然、指が攣ってしまうのが一番の被害かも・・・そう、今は、パソコンで作業すると雖も、事務的作業に不便を生じてしまうのですね。
考えると、私も随分、アレコレ文句を言いながら仕事をしている、以前は、仕事ができる事が楽しく、文句など言わずに仕上げて居たのに・・・それだけ作業がきつく感じるようになったという事だろうと実感します。
甥から不足の書類が届いたが、まだ足りないものあるので作業が完了出来ません。
電話で催促をしながら、不得意分野なのだから仕方ないな・・・と思う一方で、一体誰の仕事だと思っているの?、自立する気持はあるの?・・・と愚痴が毀れそうなのを抑えて、「ま、私が本当に動けなくなる迄、我が身の事と感じないのだろうが、その時にはもう私には何も出来ないのだから自分で考えればイイ」と、心の内で投げやりな言葉を吐いている自分を、やっぱり年を取ったのだなぁ・・・と、しみじみ感じるのです。
今日は午後から、畑の「ネギ」に追肥するつもりなのですが・・・健気に(?)働く老婆(私)の姿が、「あめのうずめの尊」よろしく、春の女神を誘い出すかも・・・ね。