昨年秋に、鉢植えの薔薇を、すべて畑の花壇に移植した。
嬉しい事に、今年になって、随分、新芽が伸びて来ており、早速に、薔薇の周囲の草取りをし追肥もして素敵な花が咲くだろう・・・なんて胸算用をしている。
雑草を取る際に、あえて、薔薇の足元で芽を出している「ビオラ」を残して置いたところ、薔薇に施した肥料のオコボレが効いたのか、結構、良い花が咲いて来た・・・ちょっと見ごたえのする風景である。
「まん防」解除で、一斉にうごめき出す人間に恐れをなして、ここ一週間、お花見にも行かず引き込もっている。
しかし・・・TVは「ウクライナ一色」、胸を締め付けられそうな映像が溢れ憂鬱になり、チャンネルを変えれば「春休みで溢れる出る人出」のニュース、一体、コロナ感染を煽っているのか、自制を促しているのか(田舎町の我が市なのに、何だか不明ながら相変わらず感染者数が多い)・・・ますます憂鬱になってしまう。
で、ふと、リモコン操作が止まった番組は「太陽系における小惑星」についてだった。
「太陽という恒星」の周りに「地球などの惑星」が存在し、その周囲には「無数の小惑星」が存在し、その小惑星が近い将来(2百年と言ったか3百年だったか)に地球に衝突する(と、私は理解した)らしい。
衝突の影響は人類を滅亡させるような破壊力を持つのだそうだ。
その為、現在、世界的に「小惑星」への関心が高くなり、いずれ、地球に接近して来る小惑星(彗星?)を宇宙空間で破壊、もしくは軌道を変える(ロケットを打ちこむ乃至強力なレーザーを当てる)べく研究が進んでいるという(毎度、真面目に聞いてはいないので間違って解釈しているかも・・・)。
ふーん、でもさ、小惑星が衝突する以前に、既に地球は滅びの道をまっしぐら?の状況にいるのではないか・・・現に、毎日、切なくなる程、破滅の道(ウクライナに限らず地球上のアチコチで)を報道しているではないか、何かオカシク思いません?と言いたくなる。
宇宙空間の心配は無駄だとは言わないけれど、現実世界との乖離に疑問は感じないの?ってね。
でも、番組の進行に連れて、やっぱり人間のする事だよな・・・と納得したのは、
「小惑星」への関心は、勿論、未知への憧れと探求心であり、小惑星の太陽系(主として地球)への危険回避の研究であるが、やはり、小惑星に存在すると言われる希少金属資源の開拓所有という欲望・・・があるという事。
ホント、人間て、どうしたら「足るを知る」事が出来るのだろうか、ウクライナの危機(ロシアの侵略)で、化石燃料が高騰している現在、あんなに口角泡を飛ばし温暖化を叫んだ人々が、しんと静まり返っているのは何故?皆さん、今は我慢の時、絶好のチャンスと捉えて、化石燃料を一気に廃棄に持ち込もうと叫ばないのか・・・ま、私の思考は過激と承知の上で、でもオカシク思いません?
番組の最後で・・・残念ながら、人間は何かが起こらなければ真剣に考える事をしない・・・と問題提起していたが、この事は、もう言い尽くされた(言い古された)言葉だと思う。
改めて、ネガティブにもポジティブにも捉えるられるこの言葉の真意を、真剣に熟考すべき時と考えている(番組は一時間だったが、私には、眠れない夜中、頭から放れないしこりとなった)。