私の時代は ( '70 ~ '80 ) 16ch のマルチトラックの磁気テープレコーダーで録音していました。 コンソール ( 調整卓 ) は 32ch ありますが、ドラムに 8本のマイクを使用し、生ピアノは 2本 等、一つの楽器で複数のトラックを占有する場合もあります。 フェーダーでは各楽器や歌が S/N 良く取れる様に zero VU で録音され、テープレコダーの各トラックに振り分けて ( 振り分け方はミキサー独自 ) 録音されます。 私は 1tr ベース、2tr バスドラム ( キック ) と決めていました。 殆どのミキサーがそうであったと思います。 トラック・シート ( 楽器振り分け表 ) が作成され、後日のリテークなどの資料となります。
真剣な私
スタジオでは仕上がりに近いバランスで聞かなければいけないので、録音のレベルには影響しないモニター用のフェーダーが 16ch あり、疑似的にバランスをとります。 仮のエフェクトをかけ、クライアントもミキサーもこの音を聞いています。 テープに録音されている音自体は基本的に加工されていない生音です。 勿論ギターなどはアンプから出た音をマイクで拾いますからエフェクターが通っている場合もあります。
その作業が終わると、トラックダウン ( 16tr から ステレオ へ ) と言う作業に入ります。 ここで、イコライザー、各種のエフェクター、エコーなどを使用して最終的な音処理をし 6mm の磁気テープへステレオ録音して完成です。
前述は昔の話です。 デジタル時代のレコーディングはチャンネルは無数に増やせるし、ノイズがないので S/N を気にする事もない、しかも、トラックダウンの作業でアップダウンしたフェーダーの動きを CPU で管理しているので、プレイバック再生ではフェーダーの動きがメモリーに記憶されていて自動で動くのです ( 人間不介入です )。 デジタル化により、どんどん職人技が不要になります。 アマチュア無線界にも通じるものがありますね。
最後は手放しで、確認し ( 腕を組んで目をつぶり ) OK であればそれぞれのメディアに合った完全パッケージ ( 完パケ ) を作成します。
私の時代は、アナログからデジタルに変わる過渡期で、アナ 9 : デジ 1 の割合でした。 しかし、まだ磁気テープレコーダーは 16ch から 24ch ( 1975年 ~ )へ進化します。 その後は LP から CD に代わっていくのと同じスピードでデジタル化が進みます。
真剣な私
スタジオでは仕上がりに近いバランスで聞かなければいけないので、録音のレベルには影響しないモニター用のフェーダーが 16ch あり、疑似的にバランスをとります。 仮のエフェクトをかけ、クライアントもミキサーもこの音を聞いています。 テープに録音されている音自体は基本的に加工されていない生音です。 勿論ギターなどはアンプから出た音をマイクで拾いますからエフェクターが通っている場合もあります。
その作業が終わると、トラックダウン ( 16tr から ステレオ へ ) と言う作業に入ります。 ここで、イコライザー、各種のエフェクター、エコーなどを使用して最終的な音処理をし 6mm の磁気テープへステレオ録音して完成です。
前述は昔の話です。 デジタル時代のレコーディングはチャンネルは無数に増やせるし、ノイズがないので S/N を気にする事もない、しかも、トラックダウンの作業でアップダウンしたフェーダーの動きを CPU で管理しているので、プレイバック再生ではフェーダーの動きがメモリーに記憶されていて自動で動くのです ( 人間不介入です )。 デジタル化により、どんどん職人技が不要になります。 アマチュア無線界にも通じるものがありますね。
最後は手放しで、確認し ( 腕を組んで目をつぶり ) OK であればそれぞれのメディアに合った完全パッケージ ( 完パケ ) を作成します。
私の時代は、アナログからデジタルに変わる過渡期で、アナ 9 : デジ 1 の割合でした。 しかし、まだ磁気テープレコーダーは 16ch から 24ch ( 1975年 ~ )へ進化します。 その後は LP から CD に代わっていくのと同じスピードでデジタル化が進みます。