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たいせつなもの。すきなこと。

映画「BIRDY」

2011-01-28 | 映画 のこと




1984年アメリカ映画 「BIRDY」 監督:アラン・パーカー
昔何度も観たお気に入り映画。

ニコラス・ケイジ、これで好きになったんだった・・・、わたし。

今の路線からはほど遠い、わたしのすきだった「ニコラス・ケイジ」たる名演技。
久しぶりにDVDを借りて観た。

ベトナム戦争により、体を負傷したアル(ニコラス・ケイジ)と
こころに傷を負ったバーディ(マシュー・モディーン)。

バーディーは純真さゆえに、現実を受け入れられず、だいすきな鳥になったようにこころを閉ざす。

戦争という狂気に、こころも体もダメージを受けた現在の彼らと、
共に楽しく過ごしたふたりのティーンエイジャーの日々の回想シーンが交互に綴られてゆく。

バーディーを現実に引き戻すために、ふたりの思い出をひとり語り続けるアル。
言葉に出して語ること、思い出すことで、アルもまた、徐々に現実を受け止めていく。

ラストシーンがこれまた、すごくいい。
重いテーマなのに、ラストは泣き笑いで観終えられる映画って、スゴイ!と思う。

回想シーンの愉快なふたりは見もの。
恐いもの知らずで、なんでもできちゃう十代。
男の子の友情の、憧れちゃうようなハチャメチャさと美しさ。

この映画を音楽で彩るのは、ピーター・ガブリエル。
これまたいい感じです。

それにしても、この映画を観るとつくづく、ニコラス・ケイジ氏には
そろそろ、原点に戻ってほしいものだなあ~、と思ってしまう。

彼の「バーディー」や「月の輝く夜に」のころのような本来の名演を
年を重ねた壮年の今の姿でも観たいものだ~。

若いころにショーン・ペンと共演した「月を追いかけて」も名作! 


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