映画「第七天国」 7th Heaven 1927年アメリカ映画
なんと、第1回目のアカデミー賞、監督賞・女優賞・脚本賞受賞作品!
思えば、サイレント映画はチャップリンのしか観たことがなかったかも。
しあわせってなんだっけ?じゃないけれど、
この映画を観て、「しあわせ」ってとてもシンプルなことなんだよなあ、って考えさせられちゃった。
貧しくても、たったひとり愛するひとがいて、ほんの数人の信じあえる隣人がいて
少しの食べ物と少しの衣服、住むところと働くところさえあれば、ほんとうは十分しあわせなはず。
ニンゲンはなんて欲ばりなものなんだろう。。。
子どもが病気をしたり、大きな災害のニュースを耳にしたりすると、
元気でいてくれたらそれだけでいい。ってこころから思うんだけれど・・・。
いつの間にかまたヨクバリに戻ってしまう。
たいせつにたいせつに毎日を過ごそう。
それにしても、無声映画って流れる時間が違って感じられるのがフシギ。
最新のCG映画よりもむしろずっとわたしには居心地良く感じられる。
つくづく、アナログタイプなニンゲンなんだなあ。
先日借りてきた、ロバート・ダウニーjrの「シャーロック・ホームズ」も
しょっぱなからのCGを駆使した目まぐるしい映像に耐えられずに十数分でリタイア。
(おもしろくなかったし!)
古い映画は、背景や小道具に気をつけて観るとこれまたとっても面白い!
またいい映画を発掘して観てみよう。