『昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界 』
泉屋博古館東京
うつくしいモザイクにうっとり。
色合わせもめちゃ好み。
板谷梅樹氏は陶芸家板谷波山氏の御子息。
解説文によると、父波山の砕いた陶片の美しさに魅了されモザイク作品を創るようになったとのこと。
なるほど。なるべくして生まれた作家さんなのだなぁ。
それにしても梅樹氏は末っ子の五男、五人の息子が誰も陶芸家にならなかったというエピソードにも何だか感慨深いものがある。人生イロイロだなあ。
館内で上演されている日劇内にあったというモザイク壁画の映像も圧巻。
時代に翻弄される芸術作品…
なんとも物哀しいキモチ。こうして映像が遺されたのがせめてもの救いか。。
構図や色合わせをもっとじっくり観たくなって図録も購入。
初めて訪れた泉屋博古館。
行きは六本木一丁目下車。
空へと続くようなエスカレーターで上へ上へと上り、橋を過ぎるとシンプルな景観の建物が見えてくる。
残暑の強い陽射しに陰影の色濃いアプローチがとても美しい…。
帰り路は往きとは反対の神谷町駅へ。駅へと続く遊歩道の緑がとても美しい。
初めて歩く道は暑かろうが楽しいもの。
ココもホントに六本木かー?と思いつつ木々と空と高層ビルを見上げながら歩く。案内板によるとこの緑濃い遊歩道はスウェーデン大使館に隣接しているらしい。
時間に余裕があったので神谷町から恵比寿へ日比谷線で移動。
この後久しぶりの東京都写真美術館へ〜。