先日新聞を読んでいたら、記事の隅に10cm四方の小さな記事がありました。
NASAのISSが2030年に引退との記事でした。
私がアマチュア無線に興味を持ってから何度も書きましたが60年余りの時間が過ぎました。
父親の真空管ラジオを夜半に聞いていたら中波放送に外国の電波が聞えてきました。
おそらくはいま現在アマチュア無線を楽しんでいる「お爺さん達」のほとんどが、「ラジオ少年」になったのもほとんど同じ様な体験からだと思います・・・
仕事をリタイアしてからは、アマチュア無線の普及にと養成課程講習会の講師を仰せつかり毎回楽しんでさせていただいていました。
お隣の市での講習会や工業高校での講習会は毎回楽しみで、60年前の自分自身を思い出してしまいます。
運用しているのは、いわゆる短波帯になりますが、もうかなり前の出来事でしたが、お隣の市の方と交信していたら、いきなりVK(コールサインでオールトラリア)の方から私のコールサインが呼ばれました、あの時の興奮は未だに忘れられません!!
そんなこんなが有り、爺さんになった今でも細々とアマチュア無線を続けいます。
数年前にお隣の市で講習会をしているメンバーからISSとの交信を子供達と試みてみようということで、子供達を集めて2回ほどボランティアで参加させていただいたことがあります。
このプロジェクトはNASAが世界中の子供達とISSのクルーと交信する「アリススクールコンタクト」と呼ばれています。
私も初めて参加させていただき、慣れない英語の台本を作り、オペレータとして加わりました。
この時のクルーはイタリア人のパイロットの方でした。
小学生の時分に夜な夜な父親の真空管ラジオで聞いていたのが、爺さんになった今、地球上の500kmの上空の衛星船のクルーとアマチュア無線で交信するなんて、爺さんには夢の様でした。
ISSという言葉を聞くと、惚けてもこのことをいつも思い出してしまいます・・・