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★ ローマの空 ★
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私の部屋のPCを置いた机に向かうと、正面の窓からローマの空が見える。
昼間に窓を開け放って外を眺めると、目の下に中庭が、遠くにアペニンの山波が見える。
来年も、1月にはその山が雪に覆われ、昼は白く、夕べにはピンクに染まって見えるだろう。
机の上にコンパスを置くと、青い針が真左に・・・つまり北は左で、正面が真東ということになる。
だから、冬の朝、鐘の音に合わせて5時半に起き、朝の祈りを終えて、朝食も終えて部屋に戻る頃、正面やや右の方から太陽が昇って来ることになる。
(もちろん晴れていればの話だが・・・)
雲が少なければ、こんな朝はもう見慣れた景色だ。
アペニン山脈が雲に覆われていて、こちらが晴れなら、こんな感じかな?
近くに雲が、遠くにも雲があって、中間の空が晴れた日は、こんな表情。
薄い高曇りの日は、空一面に朝焼けが広がる。 しかし、こんな日に限って午後から雨になる事が多い。
そんな中、フィウミチーノ空港に着陸する飛行機が音もなく過ぎっていく。
少し時間が早いと、日の出前の空はこんな感じのことが多い。
神様に見守られて、何の憂いもなく平和な時間が過ぎていく。神に感謝!
クリスマスが近い。私は大きなクリスマスプレゼントを待っている。ひょっとしたら、今夜にもその良い知らせの香りをかぐことができるかもしれないのだ。宇宙の悠久の歴史の中で、空が同じ表情を見せることは二度とない・・・・。
《 おしまい 》