長野の県北、野尻湖畔の野ウサギが、北海道の知床に旅をしてエゾ鹿に出会った。カトリックの最高学府、ローマの教皇庁立グレゴリアーナ大学でも、「悪の根源」、「悪は何処から?」についての納得のいく講義にはついぞ出くわさなかった。そこで、欲求不満のウサギがエゾ鹿を相手に始めたのが、この「知床日記」です。誰でも「ああ、それなら納得!」と言えるような答えにたどり着くかどうか。野心的な挑戦です。あと何回続くことやら・・・・
〔ウサギ〕 眞・善・美・愛の究極の源である孤高の一者、ご自分のあふれる愛で全被造物を無から呼び出して、その被造物を一瞬一瞬ご自分の愛で支え続けておられる神(エヘン!上手に神を定義したでしょう?)のほかに神はないとすれば、善の神と悪の神の二元論は成り立ちませんね。しかし、この世の中に「悪」が、それも小さな悪から、世界を揺るがす巨悪にいたるまで、存在することは疑う余地のない現実でしょう?神が創らなかった悪がどうしてこの被造物界に存在するのか、さあ、じらさないで早く説明してください。
〔エゾ鹿〕まあ、そう焦らないで。ことは、論理的飛躍の誘惑を退けて、哲学的に強固な論理の連続的積み重ねの上に、それも、グレゴリアーナ大学の抽象的・観念表現によらず、哲学も神学も勉強しなかった人にも分かる平易な表現によって説明仕切らなければならないのだから,結構大変なのさ。(続きはまたすぐに書くつもりです)
陰の声(それにしても、こんなに退屈な話に、それも、何度開いてみても、いつも同じで、いつ更新があるか分からない怠惰なサイトに、それでも懲りずにアクセスし続けてくださる固定客がいらっしゃることに感激です。ブログの先輩の皆さんは先刻ご承知のことですが、自分の編集画面には、毎日のアクセス数が出ています。その数の乱高下から、顔も名前も分からない読者の皆さんの心の動きがびんびん伝わってきます。サボらず真面目に書けよ、と叱咤される思いです。)