眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

世界観のせいだ

2012-12-03 23:59:57 | 夜のフットサル
 ある日、自分のチームがなくなったと聞きました。あの時、自分が世界観を誤らず、正しくつないでいたら……。あの時、自分が世界観をちゃんとして、ちゃんとシュートを決めていたら……。ほんの少しの世界観のずれが、チームを壊したのかもしれないと思いました。最初に試合をした時は、1日中勝てなくて、初めて勝ったのはちょうど台風が来て試合会場が急に変更になった日の夕暮れでした。あの時、自分がシュートを決めることができたのか(多分決められなかった)よくは覚えていないのですが、とうとう勝ったということがうれしくなって、ほとんど泣いていたのでした。毎試合出場したというわけでも、中心選手というわけでもなく、ただ自分が名前をつけたというだけで、どこかで自分のチームであるように感じてもいましたし、それが遠くでなくなったと聞いて少しの寂しさを覚えたのでした。
 チームがなくなってから、チームのことは考えないようにしました。元々あってないようなチームだったのですから。チームがなくなっても、コサルという居場所があるのですから。元々チームプレーなどは苦手で、コサルくらいの距離で関わっているくらいで十分だったのですから。
 新しいシーズンが始まる頃、リーグには見慣れたチーム名に交じって、どう呼ぶべきかもわからない新しいチーム名が加わっていました。消滅したチームの代わりに、新しいチームが結成されたり、参加したようでした。その中に、自分のチーム名はありませんでした。きっとチーム名がよくなかったのだと思いました。

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