「いとしきエブリデイ」 マイケル ウィンターボトム監督 英 ×
刑務所にいる父親に会いに行く子どもたちと、仕事をしながらひとりで子育てをしている母親の数年をドキュメンタリータッチで描きました。
なんといってもすばらしいのはほんものの兄弟姉妹でもある４人の子役の演技です。４年に渡って撮影のときには両親役の俳優と撮影クルーと一定期間過ごしたと言う撮影方法の成果でしょう。成長とともに父親への思いが微妙に変化し、母親にはボーイフレンドもできます。父親は外泊許可のときに懲りずに罪を犯してしまい一家がどうなるのかしんぱいになりますが・・・。
イギリスの刑務所がなんと自由なことかとうらやましくなる一方、しかしだからこそ外出時に罪をおかさなければならなくなったのかもしれません。それでも刑務官が人権を尊重している姿は学ばねばならないと思います。
タバコは、「自由な」刑務所内で父親が１回、母親が悩んだときに１回喫煙しました。（×）
