
「あやしい彼女」 水田伸生監督 ◯ ☆☆
韓国映画「怪しい彼女」の日本版です。
夫の死後女手一つで必死に娘を育てあげた70代のおばあちゃんがちょっとした魔法の力で、なんと20歳になってしまいます。そして、若い時に「やりたくてもできなかったこと」に挑戦してしまうというコメディです。
73歳のカツ(倍賞美津子)は雑誌の編集長をしている娘(小林聡美)が自慢です。仕事が忙しい娘に変わってカツが育てた孫の翼(北村匠海)はバンド活動が忙しく、カツと娘との間がギクシャクしてきていました。そんな時不思議な写真館で写真を撮ってもらったところ、なんと20歳の頃に戻ってしまったのです。若くなったカツは翼のバンドメンバーとなってボーカルを担当し、昭和の名曲を歌い上げプロデビューの道が開けようとしますが・・・。
姿形は20歳でも言葉や行動が70歳という役を多部未華子が好演しました。特に昭和の名曲を歌い上げた歌声は歌手とは違う感動ものでした。(☆)選曲もよかったです。(☆)
タバコは、厳密にはカツの過去の場面でちらりとタバコを吸っているおじさんがいましたが、笑って泣ける今年の邦画ではトップクラスの面白さなのでおまけの(◯)です。