
「ルーム」 レニー アブラハムソン監督 アイルランド.カナダ ◯
母親役のブリー ラーソンがアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。
17歳の時に誘拐され、独立した「ルーム」(納屋)に監禁されているママ(ブリー ラーソン)は息子のジャック(ジェイコブ トレンブレイ)が5歳になったことをきっかけに「ルーム」からの脱出を図ります。外の世界を知らないジャックにとっては命がけの大冒険となりますが、なんとか成功し、無事母親も救い出されます。そこまでが前半で後半は、広い世界を堪能するジャックに対し、誘拐事件後離婚してしまったジイジとバアバや孫の存在を認めきれないジイジ、マスコミの記者から自分の選択を問われ自分を見失う母親の姿といった大人の狭い世界を描いています。
ジャックの脱出成功の鍵を握ったのが有能な女性警官で彼女の存在が光っていました。母親役も良かったけれどジャックを演じたジェイコブくんの演技が素晴らしかったです。
犯罪の後遺症について考えさせられる作品です。
タバコは、なし。無煙です 。