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「デッドプール」 R15+ ティム ミラー監督 米 △
「Xメン」シリーズのスピンオフ作品です。自己中の「アンチヒーロー」が恋人を救うため戦います。
ウェイド(ライアン レイノルズ)は悪いやつを懲らしめカネを稼いでいましたが、ある時、ヴァネッサ(モリーナ バッカリン)と出会い結婚を決意します。しかし、末期がんに侵されていることがわかります。失意のウェイドをある民間の研究組織が「ガンを治す人体実験をしてみないかと。」誘います。その人体改造で不死身の肉体を手に入れますが、見た目は醜く変わっていました。赤いコスチュームとマスクで顔と肉体を隠し「デッドプール」となり、だましたフランシスに対し復讐を誓うのでした。
ヴァネッサと出会った時の「子供時代の不幸自慢」は悲惨です。また、人間の価値が「見た目」なのか「心」なのか、「おバカ映画」と自称していますが結構深い問いかけもしています。アクションシーンのストップモーションが大変良く出来ていました。オープニングとエンドのクレジットがそれぞれ工夫されています。明るくなるまで席を立たないこと。
タバコは、ならず者がたむろしているバーで周囲の客が喫煙していました。(△)「子供時代の不幸自慢」のなかで二人に共通していた虐待のひとつが「タバコの火を押し付けられる」でした。