「団地」 阪本順治監督 ◯
息子を事故で亡くした両親が、悲しみから立ち直る物語を団地を舞台に描きました。
清治(岸部一徳)とヒナ子(藤山直美)の夫婦は息子の事故死をきっかけに三代続いた漢方薬の店をたたみ、団地に越してきました。昼間はいつも裏の林にいる清治と主婦仲間にも入らないヒナ子をめぐって団地内ではいろいろうわさ話が持ち上がっていました。一方、夫婦のもとに奇妙な依頼人が漢方薬を求め訪れていました。自治会長の選挙に敗れた清治は姿を隠してしまい、さまざまな憶測が団地内に流れるのでした。
漢方薬を求める奇妙な依頼に答えて、「一心不乱に働くことで息子を亡くした喪失感から立ち直れる、働くことで心の健康を取り戻そう」というメッセージかとおもいきやとんでもない方向に話がいってしまい、ついていけませんでした。スピルバーグに負けたくなかったのかな。
タバコは、なし。無煙です。団地の集会所には大きく「禁煙」とありました。