無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

PとJK

2017-04-21 | 2017日本語映画評


「PとJK」 廣木隆一監督 ◯

 コミックが原作です。16歳の高校生なのに人数合わせのため22歳と偽って合コンに参加したことがきっかけで警官の恋人ができたのですが・・・。
 カコ(土屋太鳳)は年齢を偽って知り合った10歳も年上の警官の功太(亀梨和也)とお互いに惹かれ合います。警官という立場上女子高生と交際するわけにはいかず正式に結婚することにします。カコの両親、特に父親(村上淳)との話し合いや功太の過去を巡ってふたりには乗り越えなければならない問題が持ち上がります。その上、家庭に問題がある同級生の大神(高杉真宙)の存在がカコと功太のふたりに関わってくるのでした。
 カコ役の土屋太鳳がかわいい。今までの作品の中ではあまりパッとしなかったけれどこの作品では彼女の魅力が十分発揮できています。また、クラスメートの大神を「大神さん」とさん付けで呼ぶのも相手を尊重している感じが出ていていいです。最近はやたら呼び捨てにすることが「仲間意識」と誤解されている面もありますが、丁寧なことばは気持ちがいいですね。
 内容とは直接関係ありませんが、カコが自転車で坂道を下り左右の確認をきちんとしないで交差点に飛び出していく場面が何度かありましたが、車が来ることも想定した乗り方をしてほしいです。
 交番の警官たちが高圧的でないのは良かったです。セクハラをきちんとセクハラと言えるところも良かったです。
 タバコは、なし。無煙です。警察物で無煙だなんてすばらしいです。 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする