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「ムーンライト」 バリー ジェイキンス監督 米 ☓
マイアミを舞台に弱虫の少年が成長するさまを3期に分けて描きました。台詞がある役はすべて黒人というアカデミー作品賞を受賞した黒人映画です。
「リトル(ちび)」と呼ばれる少年シャロン(アレックス ヒバート)はいじめっ子から隠れているときにファン(マハーシャラ アリ)と出会います。父親がいないシャロンはファンを父親のように思います。十代になったシャロン(アシュトン サンダース)は相変わらず伏し目がちでいじめられていますが、親友のケヴィンを愛するようになります。おとなになったシャロン(トレバンテ ローズ)はたくましい男になり、亡くなったファンと同じドラッグの売人として成り上がっていました。そして、ケヴィンと再会するのですが・・・。
3人のシャロン役の表情が大変良く似ていて実の親子か兄弟のようでした。
黒人に限らずまともに生きていくのはなかなか大変なことだと再確認できる作品です。自分の子供ではないのにシャロンを可愛がるファン夫妻のような大人が荒んだ社会を少しは生きやすくしてくれているのですね。そういう大人になりたいものです。
タバコは、冒頭でファンが喫煙。子供の前では喫煙しませんがその後も喫煙していました。ドラッグの売人なので当然ドラッグも登場していました。(☓)