無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

トレイン・ミッション

2018-04-13 | 2018外国語映画評


「トレイン・ミッション」 ジャウム コレット=セラ監督 米英 ◯ ☆

 定年間近に解雇された主人公が、通勤列車の中である「仕事」を提示されます。報酬に魅せられ手を付けてしまった「仕事」は大きな犠牲を払うものになってしまいます。果たして無事列車を降りることができるのでしょうか。
 マイケル(リーアム ニーソン)は解雇されたことを妻には言えずいつものように通勤電車で帰路につきます。見知らぬ女が現れ「乗客の中からある人を見つけ出すように」と言われ多額の報酬が約束されます。お金が必要な現実がマイケルを動かし、報酬の一部を手にしてしまいます。その次の瞬間からマイケルは大事件の只中に投げこまれてしまうのでした。
 列車の中という密室サスペンスです。元警官の判断力と腕力を駆使して乗客を無事に守ろうとするマイケルが大活躍します。60歳と言いながらもあっぱれです。予想外の黒幕がなかなか尻尾を出さず、面白くしています。
 マイケルの日常をサラリと巧みに説明してしまう冒頭のオープニング・クレジットとスタイリッシュなエンディングクレジットも見どころです。(☆)
 タバコは、なし。無煙です。


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レッド・スパロー

2018-04-13 | 2018外国語映画評


「レッド・スパロー」  R15+ フランシス ローレンス監督 米 ☓ 

 「スパロー」と呼ばれる心理作戦に長じたスパイの騙し合いサスペンスです。
 ドミニカ(ジェニファー ローレンス)はボリショイバレー団のプリマでしたが、舞台で大怪我をし、バレーを続けることはできなくなります。病気の母と生活のため諜報機関に務める叔父が勧めるままスパイ養成所に入ります。個人のプライドや感情を完全に押さえ込んでスパイとして育成され、あるミッションを与えられるのでした。
 アメリカCIAのスパイとの騙し合いや、ロシアの幹部との騙し合い、など複雑に絡まっていて「どっちの味方なの?」と思う場面もありますが、実は黒幕は・・・。予想外の展開となりました。
 冒頭の黒が主体の森の中の場面と、バレーを踊る赤い場面との交互の展開が物語へ期待して入り込む効果を発揮しています。
 スパイはつらいですね。
 タバコは、スパイなのに喫煙者です。(☓)「タバコ臭い」と言われますが、やめられないようでした。ハニートラップの訓練より禁煙指導を受けたほうがいいのではないでしょうか。


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