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「ブラック クランズマン」 スパイク リー監督 米 ☓☓
黒人の警官と白人の警官が組んで「KKKクークラックスクラン」に潜入捜査をした経緯を映画化しました。
1979年、コロラド州のコロラドスプリングス警察に初の黒人刑事ロン(ジョン デビット ワシントン)が配属されます。同僚にはロンを「カエル」と馬鹿にする人もいました。そんな折、ロンは新聞広告に載った「KKK」の勧誘電話に会員になりたいと電話をしてしまい好印象を受けます。しかし、ロン自身が仲間に入れるわけがなく、白人の同僚フィリップ(アダムス ドライバー)と潜入捜査を開始します。フィリップがメンバーと接触しますが、実は「KKK」は黒人だけでなくユダヤ人も極度に排斥していたのです。フィリップはユダヤ系だったことがわかり捜査は危うい場面を迎えるのでした。
差別主義者たちの対象は皮膚の色の違いや宗教だけでなく実は女性も差別の対象です。それに対して狂信的なメンバーの妻がいつもないがしろにされていて「いつかは役に立つときが来る。」とテロの実行犯になる姿が悲しいです。
30年前が舞台ですが、今のほうがトランプ大統領の登場でますます分断されていくようです。アメリカはこれから一体どうなっていくのでしょうか。
タバコは、かなり登場していました。とくに「KKK」の集会ではタバコとビールが定番のようでした。白人のアーリア人の遺伝子が傷つけられてしまうことはまだ知らなかったようです。(☓☓)