
「コンフィデンスマンJP」 田中亮監督 △ 東宝
天才詐欺師たちが騙し合いをする人気テレビドラマの劇場版です。
ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の詐欺グループが、今回は新人詐欺師モナコ(織田梨沙)を加え香港の女帝ラン リウ(竹内結子)が持つというパープルダイヤをターゲットにし香港へ飛びます。一方、以前3人に騙されたヤクザの赤星(江口洋介)は3人を追い始めます。そこへダー子と昔関わりがあった詐欺師ジェシー(三浦春馬)も同じ目的でランに接近、それぞれの騙し合いが始まるのでした。
見どころはなんといっても長澤まさみの「おばさん」と言われようと「ババア」とまで言われても余裕の変顔の乱発です。大物女優に成長したものです。
古沢良太の脚本も笑処満載で家族でカップルで楽しめるコメディです。
ひとつ不満なのは、パープルダイヤがあまりにも安っぽいし乱暴に扱いすぎです。「本物」の場面では本物らしく扱かう演出が必要なのではないでしょうか。片手に持って振り回すわけ無いでしょう。
タバコは、香港の怪しいゴミ拾いのおばさんと、ヤクザの子分が喫煙していましたが、どちらも悪役に近いのでマイナスイメージでした。(△)
いつもは喫煙する江口洋介が喫煙しなかったのは良かったのですが、顔色が青黒く不健康で、大口開けて笑ったときの歯と歯茎があまりにもきれいすぎて人工的なのが気になりました。