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「酔うと化け物になる父がつらい」 片桐健滋監督 ☓☓☓PPハイライト「たばこと塩の博物館」協力
菊地真理子が実体験を基にしてかいたコミックエッセイが原作です。
仕事で酒を飲んで帰ることも多く、週末には図々しい友人3人が家に押しかけ酒を飲みながら麻雀をする、もちろんタバコはモクモク・・・。母親は文句を言いつつも甲斐甲斐しくウィスキーの氷や水の世話をしているが実は新興宗教にはまって別世界の中にいます。長女のサキ(松本穂香)はうんざりしていますが、あるときからモヤモヤする思いは蓋をしてしまえばいい、と割り切って好きな漫画を描くという生き方を選びます。そして親友の紹介で恋人もできるのですが・・・。
どうしょうもない父親を渋川清彦が「そのもの」といった演技で演じています。アルコールの席が大事な仕事の場になってしまっている日本の企業習慣はぜひ「コロナとの共生モデル」では絶対禁止事項にしてほしいものです。
タバコは、大人の登場人物は殆どが喫煙者(☓☓☓)で、それもモクモクしどうしでした。ネタバレになりますが結局それが原因で大病になりますが、いい大人がひとりも注意しないっていう環境も信じられません。電話機から察すると20世紀の後半のようですが、それでも職場では喫煙は屋上に行っていましたが・・・。子役が居るときの喫煙は虐待です。